ひっつきもっつき姉妹ぶちかわええのう! [神楽もろみ] 今日のこと絶対に内緒じゃよ! (HOTMILK 2023.05)

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copyright 2023 コアマガジン 神楽もろみ

タイトル 今日のこと絶対に内緒じゃよ!
作者 神楽もろみ
掲載誌 HOTMILK 2023.05
ページ数 30
ヒロイン 楓・紅葉
竿役 丸山元気
エロページ位置(割合) 12 – 29 (60.%)
発射数 1
公式タグ ハーレム / ショートカット / おもらし / 処女 / 妹 / 姉 / お姉さん / 巨乳 / 淫乱 / 童貞 / ミニ系・小柄 / 羞恥 / 複数 / 貧乳・微乳
修正 モザイク修正

やねこーてえーがの!!

本作は当初、いわゆる「のじゃロリ」「ロリババア」カテゴリの作品だと思い一旦スルーしていたのだが、蓋を開けてみると己の世界の狭さにほとほと呆れる限りだった。本作はかなり純度の高い方言少女モノである。

方言の歴史、というと語弊があるのだが、「方言の商品化の歴史」という意味では坂本龍馬に遡るという説がある。「日本の夜明けぜよ」はいわゆる土佐弁であるが、これが坂本龍馬の名言としてショーアップされた。坂本龍馬の破天荒な生き様を表すためにあえて標準語訳されることなく方言のままで広まったところに源流があるらしい。ちなみに上記のセリフ自体は坂本龍馬のものではないらしい。ただ一度広まったため、「なめたらいかんぜよ!」「おまんら許さんぜよ!」など、正義感と勢いを感じさせるセリフに土佐弁が採用される事になったというわけだ。土佐弁のエロ漫画ヒロインとしては、40010試作型先生の「コヨリポ」のこよりちゃんが鮮烈だが、こちらは方言がメインの作品ではない。

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copyright 2017 ワニマガジン 40010試作型

全国方言ランキング1位

現在日本において最もポピュラーな方言といえば、「関西弁」という事になろう。これについては一般に明石家さんまさんの功績と言われる。芸能人の出身は多岐にわたるのだが、在京キー局での芸能活動は標準語で行うのが常識だ。単純に伝わらないからだ。それを半ば強引に、得意の話術によって視聴者を「教育」し、大阪の笑いを原文のまま伝えるという道を作りダウンタウンら後進へと繋いだ。相対的に地位を失ったのがいわゆる「べらんめい」の東京弁で、「男はつらいよ」の車寅次郎でお馴染みだったが、渥美清氏の没後辺りからネイティブ話者が激減し風前の灯と思える。語彙だけでなく「めっちゃ」「~してもろて」など関西の話法が「共通語」として使われるご時世になった。

続いて、方言にある種の可愛さ・萌えを初めて持ち込んだキャラとして有名なのが、「うる星やつら」のラムちゃんとされている。ダーリンに「好きだっちゃ!」と方言込みで言ってくれるキャラのおかげで、方言=飾らない本音というような「付加価値」が生まれたとされる。ちなみにラムちゃん自身は宇宙人なのだが、方言は仙台弁をベースにしているらしい。幸か不幸か、ラムちゃんの印象があまりに強いため、語尾に「だっちゃ」をつけるヒロインは以後現れていないように思う。

全国方言ランキング2位

上記の通り方言ランキング1位は「関西弁」なのは間違いない。関西弁も幅広いが、少し癖のあるヒロインへのアクセント付けとして多用されている。作家・声優にネイティブ話者が多いのも強みだろう。そして私の考えるランキング2位は「博多弁」だ。「ばり好いとうよ♡」である(「好きやねん」と同様ネイティブは使わないらしいが)。東京圏や関西圏から距離があることによる方言の保持力とエキゾチックさ、逆に九州一円のバックボーンを一手に集める福岡の強みから、日本第3の言語としての存在感を放っている。博多華丸大吉など博多テイストを残した話者も全国進出し、一般に通じつつある。関西弁がもはや共通語を侵食している中で、方言としての付加価値を最も強く放っているのが博多弁だと考えている。エロ漫画ではこんちき先生「嫁入りオープンキャンパス」の優奈ちゃんを推したい。3話連作で博多テイスト満載である。

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copyright 2014 ワニマガジン こんちき

では全国方言ランキング3位は?

本題に入る。関西弁、博多弁につぐ第3の方言はどこか? いくつか候補はあると思う。どうぶつの森のたぬきちでおなじみ「名古屋弁」は背景人口が多いが関東と関西の間で純度が薄まっている。「京言葉」(京都弁と言ってはいけないらしい)は舞妓言葉になるかイケズの印象がつくのでよろしくない。多分京都の人も望んでない。「津軽弁」「沖縄弁」は解説キャラを置かないと話が進まない。私の中で次に来るポテンシャルのある方言は、「北陸弁」「三河弁」そして「広島弁」だと思う。そして人気急上昇なのが本作の広島弁だ。理由はもちろん芸人の千鳥である。千鳥以前はどうしても「仁義なき戦い」のイメージが強かった。菅原文太ことワンピースの海軍大将サカズキである。千鳥は広島よりの岡山弁なのだが、広島弁の解像度を大きく上げると同時に、文字通り「面白い」方言を世間に広めたわけだ。

颯爽と駆け回れ 頂き掴み取れ

本作は「田舎少女と転校生男子」という方言少女モノのテンプレートで臨んでいる。そもそも本作を岡山でもなく山口でもなく「広島弁」と断言している理由が、丸山元気こと「丸君」である。昔から「音」だの「梵」だの珍しい一文字姓が多い印象があるのだが、本作の丸君は広島を出て東京に行く方ではなくどこかから広島に転校になったらしい。年齢の設定もよくわからないのだが、転校生が女友達と半裸で遊んでいるのだからある程度下なのだと思われる。具体的に書くと色々問題があるのだろうが、思春期の距離感としてはだいぶ近い。そこに姫カットの姉が帰ってきて普段着ぽい下着姿で入ってくる。丸君だけではない。おおよそエロ漫画好きでこの構図にピクッとこない人間は居ないと断言する。丸君はともかくも、楓ちゃんは体型的にもかなり攻めている。まあこの次に梅久先生「もものたべごろ」があるのだから全然OKなのだろうが。本作は全体的に背景が白抜きされていて、エロシーンでは服も早々に脱いでしまう。裸と裸の絡み合いに目が行く。そのうえ「お姉さんの筆下ろし」という構図、ひとつひとつエロいことを言葉で教えていく。官能に訴えかける作品である。そして紅葉お姉さんに挿入という段で、なんと処女だと言い出す。破瓜の痛みに震える姉、未知の快感に震える丸君、それを震えて見守る妹、「初めて同士なのか?!」という混乱に震える読者。突き動かされた感情と下半身を震わせて一気に駆け上がる。実に下半身に響く名作だ。30ページの大作なのだが、あえて妹の純潔をとっておくのも良い。それくらい姉妹の仕上がりと役割分担が完璧だ。そして最後に、「丸君出ていったら絶交するけぇな!」と広島県民らしいトドメを刺す。いや、そうは言っていないのだが、きっとこの丸君は生涯広島を宣言することだろう。

あらすじ

転校生の丸山元気(丸君)は、同級生の楓と半裸で遊んでいた。そこに姉の紅葉が帰ってくる。制服を脱ぎ、同じく下着姿で現れた紅葉に丸君は動揺を隠せない。紅葉はそんな丸君にHな遊びを教える。

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