最高の快楽は私の胸の奥に [右端] 【独占】視界0エッチのすゝめ (BEAST 2023.11)

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copyright 2023 ワニマガジン 右端

タイトル 【独占】視界0エッチのすゝめ
作者 右端
掲載誌 BEAST 2023.11
ページ数 16
ヒロイン 池ノ上エレナ
竿役 男優x2
エロページ位置(割合) 9 – 15 (43.8%)
発射数 2
公式タグ フェラ / パイパン / SM / 三つ編み / 中出し / 巨乳 / 撮影・配信 / 淫乱 / 複数 / 陥没乳首
修正 白抜き修正
本日は右端先生の続編となる作品をご紹介する。とはいえ前作「夜の飛び方」は2021年の作品であり、内容の繋がりはほとんどない。ただ前作のヒロインである池ノ上エレナさんは作者コメントでも高評価と呼び声が高く、今回再登板と相成った。
 

池ノ上エレナの夜は遅い

右端先生ガールズは概ね清楚な見た目と裏腹なムッツリ感が人気と考えている。初単行本「わたしで染めたい」のカバーガールを務めている「窓越の飴色」ハルさんなどまさに、竿役の大輔に対するピュアな慕情とは別にこってりとした性欲を隠していない。そんな中で一際異彩を放っているのが本作のヒロイン、エレナさんである。エレナさんは「最高の快楽の探求」という自己の哲学を持っており、身を固める前に最高のセックスを経験するために全力を尽くすという極めて求道的なヒロインに仕上がっている。本作もそうだが、作中にエレナさんの心の声がこれでもかと散りばめられており、快楽に対する査定というかダメ出しで埋め尽くされている。本作だけを見ると攻めに弱い口だけ快楽堕ちキャラのように見えるかもしれない。前作はエロ漫画として超異例の「冒頭一コマ目が男性の射精シーン(しかも建物遠景)」という構成なのだが、このセックスに対して「ただ上下運動をしているだけだったし 特に実況はほんと冷めた」イキナリ全否定の酷評である。ぶっちゃけエレナさんなら挿入前に分かりそうなもんだが、念のため男性がイクまでは全力で査定するあたり「最高の快楽」に対する我々の認識を軽く超越している。「実はサキュバスでした」のようなファンタジーオチでもない。「プロフェッショナル 仕事の流儀」のように、彼女が本気だからこそ成り立つエンターテイメント性の高いドキュメンタリーなのだ。

最強の盾とボロボロの矛

前作の顛末は既にkomifloでは期間満了しているため、BEAST2021年12月号か単行本をあたって頂きたい。彼女の主戦場はマッチングアプリなのだが、結婚相手探しというよりは事実上の売春マッチングのようなマチアプであれば、金目当ての女にAV出演の勧誘をするのはある意味で理にかなっているのかもしれない。オープンカフェのテラスで出演交渉するこの男は正直セールストークが上手くなく、エレナさんにも多少バカにされている。「顔バレしたくないんで」とやんわり断ったところ、「じゃあ目隠しならどう?」とズレた食い下がり方をする。あまりのズレっぷりに一瞬足が止まったエレナさんに、「理想のセフレほしいんでしょ? ちょっと違うけどすごいテクの男優呼んどくよ」と畳みかける。自分でもちょっと違うというほど「それでOKとはならんやろ」というオファーなのだが、これが何と求道師エレナに刺さる。彼女が求めているものは「最高の快楽という体験であり、そのためなら多少の身バレはどうってことないという剛の者である。手ごたえを感じた男はさらに拳を突き上げて「エレナちゃんは千年に二・三人の逸材だ!!」という中途半端な名言とともに、彼女がいかにエロい体をしていてAVに向いているという事を力説する。繰り返すがランドマークタワーが見えるテラス席のパラソルの下で叫んでいい事ではない。「そこは一人って言ったら!?」と心でツッコんだエレナさん本人も「でも千年は流石に…」ツッコミポイントがおかしくなる。少々乗り気で金に困った女子でもドン引きして逃げそうなセールストークなのだが、何故か交渉がまとまってしまった。
 

AV新法と検診台

AV出演被害防止・救済法いわゆるAV新法によって、撮影者は契約を取り交わした上でも長いクーリングオフ期間を設けられ、出演女性から撤回の意思表示があれば販売できないという強い拘束の中で仕事をする必要に迫られている。本作がプロなのかアマなのかはよく分からないのだが、目隠しする前に手足を拘束されだしたエレナは「聞いてない」と驚く。上記の観点からはアウトなのだが、明らかに産婦人科の検診台に座っている時点で納得づく感は否めない。ちなみに産婦人科の検診台は乗せた足を拘束したうえで電動で開脚させるような仕様があるらしく、こんなギミックは日本にしかないらしい。通常患者の腹部にカーテンが引かれ下半身が見えない状態で電動で開脚させられるのは想像するだけで不安であり、分別ある大人の女性に対する人権侵害だという声があるとのこと。とはいえ自由意思で足を開くのは恥だと考える日本女性のために作られたという側面も否めない気はする。閑話休題、本作は目隠しされ手足を拘束された状態からインタビューが始まる。この辺もエレナさんにツッコまれているのだが、インタビューの進行的にも何なら視聴者目線でもインタビューは目隠し前にするべきだろう。何なら質問自体がカンペで、想定される回答も書いてあるのを読む方がスムーズに決まっている。エレナさんは優秀なので目隠し状態でもそつなく回答しているが、普通ならカメラ止めろ案件だろう。目隠しインタビューしている横でマッチョ男優「あたりまえ体操」ポーズでスタンバっているのも意味不明を通り越して面白い。

最高の快楽は私の胸の奥に

エロシーン、後ろのマッチョのどちらかがおもむろに乳を鷲掴みにする。このサイズのブラジャーを下にずらして揉むのは窮屈そうなのだが、両手を拘束しているのでブラが抜けず13ページまで着けっぱなし(しかも手の拘束を解いたシーンがないのでブラを切った?)である。とことんコイツらは段取りが悪い。10ページ、両サイドからチンコを顔に押し付けるのだが、エレナさんから見て右の竿が一瞬で挿入位置にワープする。このシーンのせいで3本あるかのように見えるのだが、私の理解が正しければ男優は2人である。しかしこの男優は辛口エレナさんが一切ダメを出さない期待以上のパフォーマンスを見せる。というか終始ご満悦である。目隠しの効果もあるようだが、「テクのある男優」という看板にだけは偽りがなかったようだ。前作「夜の飛び方」を復習してみると、こちらの竿役トオルさんのチンコは理想的なサイズ感(ちなみに勃起長172mm)だったのだが残念トオル君は乳を一切攻めていなかった。本作の男優は引きちぎるほど陥没乳首をつまんでおりココが「最高の快楽」のカギだったようなのだ。もし貴男のところに池ノ上エレナと名乗る人物が現れた際には是非参考にしていただきたい。なお作品のテイストなのか、男優側から「これまでの娘の中で一番気持ちよさそうだよ」という声はかかっているが、エレナさんに挿入した側からの評価は特にない。前作ではトオル君から「締まり最高」と好評だったのだが、プロ筋からの評価は意外と辛かったようだ。
本作は前作以上にコメディテイストであり、池ノ上エレナという揺るぎないキャラを確立した感がある。ぜひともエレナさんには今後もこのノリで右端先生ワールドを突っ走ってほしい。最高の快楽に向けて。
 

あらすじ(「夜の飛び方」の続編)

池ノ上エレナは「最高の快楽」を求めて今日もマッチングアプリを駆け抜ける。ヤリモク男どもと会っていく中で「AVに出ないか」という勧誘に巻き込まれる。初めは引き気味だったエレナも、朴訥としたセールストークに併せて本職の男優とヤレるという期待感からこの話を受けてしまう。本番、「目隠しでの撮影」は聞いていたが急に身体を拘束され始める。

本作の単話販売はこちら!!

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右端先生の作品はこちら!! 前作「夜の飛び方」収録!!

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