「え?」「あっ っ..お」 [ホムンクルス] Pure white (快楽天 2024.02)

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copyright 2023 ワニマガジン ホムンクルス

タイトル Pure white
作者 ホムンクルス
掲載誌 快楽天 2024.02
ページ数 20
ヒロイン 白銀のあ
竿役 櫂人
エロページ位置(割合) 13 – 19 (35.%)
発射数 2
公式タグ パイパン / 中出し / 先輩・上司 / 処女 / お姉さん / 学生 / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / 金髪・茶髪
修正 白抜き修正
一念発起して当ブログを開始したのが2023年の1月22日のことで、最初の記事がホムンクルス先生Beuatiful girl (快楽天2023.2)だった。実は個人的に色々あった一年だったがこのブログだけは続けることができ、当初もちろん1桁だったPVもお陰様でFC2カテゴリランキングに乗るほどには伸びている。ご愛顧いただいている読者の皆様そしてエロ漫画を日々ご提供いただいている作家の皆々様に改めて感謝の意をお伝えしたい。そんなわけで待望のホムンクルス先生の最新作のレビューをもって自分の中での一区切りとさせていただきたい(終わるという意味ではないです!!)

「抵抗しない…と 言いました…」

本作の竿役である櫂人くんは、おそらくバスケ部で活動していたがケガのため退部を余儀なくされたそうだ。帰宅部が認められない学校なのだろうか。そのまま居座るにはなんとなく居心地の悪さを感じて「一番人のいない」という文芸部に身を置くことにした。印象だけなのだが、ヒロインがバスケ部(ないしバレー部)である作品はもれなく高身長であることを活かした作品が多いのに対して、竿役がバスケ部の作品が少なからずあるものの特段ノッポであるという設定は無い気がする。本作ヒロインの白銀のあさんは精神的にも肉体的にも性的にも幼いという設定があり、実際櫂人と並ぶと頭一つ違う。ただ世間の平均をとっても男性の方が身長が高いので、絵的にはそこまで差があるようには感じない。ホムンクルス先生の単行本「求愛エトランゼ」を見返してみたが、女性がちっこい作品は「spring of wife」の柿ノ木夫妻くらいで比較的ヒロインも身長がある作品が多い。おそらく竿役最高身長は巻頭作品「求愛エトランゼ」の黛タケルだが、本作ヒロインのエレナ・ミハイロワさんもモデル体型のプリンセスだけあってデカい。本作の白銀のあさんは髪につけている赤い花のヘアクリップがアクセントになっている(モノクロだと白いのだが)。「のあさん」はいい名前だと思うのだが字にすると見づらいので以下「白銀さん」と表記する。
 

「男ってヤることしか頭にないの!?ねぇ!!紅葉くんっ!!」

ホムンクルス先生の作品は比較的女性から積極的にくるパターンが多いのだが、「女性の恥じらい」を丹念に描くところが売りで冒頭からいきなりエロをまき散らす展開は少ない。本作はページ数が20と比較的短いこともあるのだが、開幕いきなりパンツを見せてくる。開幕パンツはエロ漫画では珍しくも何ともないのだが、白銀さんはいきなり「わざと見せていた」ことを匂わせてくる。本作のテーマは「あどけない女性性」、要するに性的に無知な無防備さから湧き出すLO的なエロい隙をこれでもかと描出してくる。なのでパンツを見せたヒロインが基本的に照れない。ボディタッチも胸チラもおかまいなしである。櫂人も負けじと無関心を装うのだが、内心相当あてられている。白銀さんのことを「そんな目で見てねー」と言い訳しながらもムラムラし通しである。6ページ、悶々とした櫂人が部室にジャージを忘れていたことを思い出し取りに戻ると、冬の暮れなずむ部室のソファで自分のジャージを嗅ぎながらオナニーにふける白銀のあの姿があった。しかし7ページでは何事もなかったように櫂人の名を呼んでいる。ここの繋がりに若干違和感があり、櫂人がエロ妄想でも見ていたかのように映るのだが、事実関係は見たままのようだ。つまりオナニーしていた先輩が一瞬の間にパイプ椅子に戻って、何事もなかったかのように「忘れ物?」と声をかけたというのが真相らしい。「な、なにもエロいことしてねーし?!」というエロ真っ盛りの高校男子のようなハズいムーブだがこれでも白銀さんには一抹の照れもない
 

「え?」「あっ っ..お」

二人は一緒に帰宅する、歩道の縁石を歩く白銀、コケる白銀、手当のため家に入れる櫂人、と段取りを流したところで、ヒロインがスカートを脱いでベッドに飛び込む「また 濡れちゃう」さっきまでオナニーしていた事を明かす白銀、「先輩…本当にやめてください…そんなの…見せられたら俺だって」煮え切らない櫂人に「うん だから 見せてる」わずかに照れつつも白銀さんから誘う。ここから「エロいことをしながらなお逡巡するイケてない竿役」の思考が続く。下着越しにチンコを押し付けながらヘコヘコする後輩にキレた白銀さんがパンツを脱いで馬乗りになる。「まだ いれてくれないの?」ホムンクルス先生らしい、そして令和の快楽天らしい思わず生唾を飲むような誘い文句だ。同時に上になったことで白銀さんのボディラインが露わになる。そこには「あどけなさ」など微塵もない、精神的にも肉体的にも性的にも成熟した女性が居るのみだった。扉のアオリにあるように「覚醒」なのか、「開花」か、はたまた「擬態」していたのか。とにかく白銀さんから見ればこの話は徹頭徹尾チョロい後輩の櫂人を手玉に取っていた物語だったのだ。そんな全20ぺージのなかで唯一白銀さんの計算外だったのが15ページ、なかなか煮え切らなかった櫂人がいきなり腰をつかんで直線一気、思わず「え?」「あっ っ..お」という声が出た瞬間中に出される女性の想像を超えるあまりの急展開に唯一あどけなさの仮面が取れた瞬間に見えた。あまりの快感に走馬灯がよぎる櫂人を尻目に、白銀さんは再び鉄仮面をかぶり以降またキョドる櫂人をイジって愉しむモードに戻った。セックスの先にある素顔、というのもホムンクルス先生の真骨頂だ。名作「バードケージ」(はじらいブレイク収録)の鷲宮凛の見せた涙「Yes, my darling」(求愛エトランゼ収録)の七塚逢瀬の拒絶の真顔を見た時のゾクゾク感が本作15ページの白銀のあからも感じられた。絵に描いたように美しい、表紙作家でもあるホムンクルス先生の完璧美少女が漫画で見せるちょっとした人間味。エロ漫画でしか味わえない妙味を今年も味わうことができて本当に良かったと感じている。
 
 

あらすじ

ケガで運動部を退部した櫂人は逃げるように人の少ない文芸部へ籍を移した。文芸部部長の白銀のあは先輩と思えないあどけない女子だった。パンツを見せながら居眠り、やたら近い無防備な距離感など櫂人は男として気の休まらない日々を過ごしていた。しかしある日、櫂人の忘れたジャージを嗅ぎながらオナニーするのあを目撃してしまう。

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