copyright 2024 文苑堂 絢乃ばる
タイトル | リトルのLより好きのL |
作者 | 絢乃ばる |
掲載誌 | COMIC BAVEL 2024.12 |
ページ数 | 20 |
ヒロイン | 羽姫先輩 |
竿役 | 俺 |
発射数 | 3 |
公式タグ | フェラ / ムチムチ / ローション / 中出し / 先輩・上司 / カップル・夫婦 / お姉さん / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 / ミニ系・小柄 / 金髪・茶髪 / 陰毛 |
修正 | 白抜き修正 |
本日はBAVELから、絢乃ばる(あやのばる)先生の作品をご紹介する。
BAVEL今月号はかなり尖っている。巻頭からカップル同士の純愛イチャラブが続きまくる。もともとBAVELはオーソドックスな作品が多い印象だが、イチャラブであるだけでなく登場人物が男女1ペアだけで成立している作品が大変多い。学園モノも結構あるのだが、とにかく他人など眼中にないかのような極めて純度の高い睦みごとが続く。本作もその系譜となる。
永遠の10歳
本作のテーマは低身長女子、komifloタグでいうところの「ミニ系・小柄」である。しかしご承知の通りこのタグは暗に「低年齢」である事を謳っており、本作のような年齢不相応な小柄女子は比較的マイナーである。男性は俗に「高身長・高学歴・高収入」あわせて3高というのがステータスの評価軸と言われる。一般に学歴と収入は比例するので、「身長の高さ」と「甲斐性」が問われている。後者は少なくとも努力の余地があるが、前者はほぼ先天的に決まるためある意味で「親ガチャ」と呼ばれても仕方ない。女性の中で男性に対するこの評価軸のウェイトは大きく、ぶっちゃけ男から見ても理解できる。しかしこれに対する女性の評価軸はあまり固まっていない。男性の「年収」に匹敵すると言われるファクターは「年齢」とされるが、これこそ当人にも親にもどうにもならない要素である。いかに努力しても永遠の17歳というわけにはいかない。そして重要な点として、女性にとって男性の「収入は高ければ高いほどよい」のに対し、年齢のほか学歴・年収・バスとサイズなどどれを取っても「大きければ大きいほど良い」とは言い切れない面がある。ほとんどの女性にとっての最重要事項は「体重」だが、これも多くの男性にとって「軽いほど良い」とはならない。このような男性側の選好によって、女性のステータスは平均に回帰しがちであり、どのパラメーターも突出しない女性を好む男性は少なくない。身長に関してもこの通りで、最近流行りの「デカ女」は必ずしも高身長を活かそうとするわけではない。少なくとも私は好きなのだが、「可愛く見られない」「オシャレが難しい」「交際相手が自分より小さいのは嫌」など逆に自分を恋愛弱者と見なす事もある。そして低身長なのもまた「幼く見られる」「埋没しがち」など苦労とコンプレックスが尽きない。下は婚活サイトから拝借した30代男女の身長の分布だ。男性は180cm以上が6.1%いるのに対して160cm以下は1.8%しかいない。平均から10cm上振れはするが10cmの下振れは少ないわけだ。対して女性は170以上が1.6%に対して150cm以下が5.8%いる。男の分布と逆で低い方の裾野が広いのだ。本作の竿役は「175cmで平均的」と称しているが、分布的には上位4分の1に近い。羽姫先輩の139cmは女子10歳の平均身長より低い。親子に見えても不思議はないサイズ感だ。
好きのLよりローションのL
冒頭から羽姫先輩と俺君の微笑ましいリア充活動が描かれる。彼シャツはダボダボ、カップル自撮りは俺くんが画角に入らない。そして遊園地のアトラクションは身長制限で乗れない(例)と散々だ。しかし羽姫先輩が最も苛立っていたのが、俺君とのセックスライフだった。15ページで明かされるが、羽姫先輩を気遣って10分置きに休憩を挟んでいたらしい。盛り上がってきたところで不本意にインターバルを入れられるのは確かにイラっとする。二人はオープンテラスで口論になり、先輩から「特訓を行います」という宣言がなされる。俺君の「遠慮癖」をブチ壊すための親が居ない羽姫家での1日耐久ックスである。6ページ、口には出さないが「猫見てかわいいとは思うけど勃起はしないでしょ?そんな感覚」という俺君の本音が聞こえる。年上の女性にこの感性はまあまあ失礼と言える。彼女は俺君にエロいと言わせるためだけに、どこから仕入れたかエローション435mlを12本調達していた。その量およそ5リットルでAmazon価格で約1万円の出費だ。この量を使うのであればAmazon限定の大容量サイズ600mlの方がリッターあたり133円お得である。ローションを惜しげなく振り撒いての目隠れフェラに俺君は今まで感じたことのないエロさを感じ始めた。11ページ、素股で俺君が果てるのだが、この辺から全長139cmと思えないほどの重量感のある攻めが始まる。立っていると羽姫先輩がつま先立ちでもキスできない身長差なのだが、下半身が繋がった状態でキスできているのだ。松葉くずしやバックの体位でキスするのは通常難しいのだが、体格差のおかげで届いているのかもしれない。しかし18ページのような正常位に近い体位でも挿入とキスが同時に成立しているので、二人の胴の長さは同じくらいということだ。論理的帰結としては「俺君の足が長い」か「羽姫先輩の足が短い」ということになる。前者のほうが美しいのでそういうことにしておこう。事後、俺君に「エロいです」と言わせてご満悦の羽姫先輩のピースで締まる。この特訓に大量のローションが必要だったのか、そもそも12本いっぺんには使っていないのかは不明だが、読者に映る羽姫先輩は終始エロかった。特に脱いでからの巨乳ぶりはとても幼児体型には見えそうもない。長いまつ毛や髪の毛の遊ばせ方も趣深い。純愛イチャラブ作品群の中でも光る名作としてご紹介させていただいた。
あらすじ
俺君が付き合っている羽姫先輩は139cmの小柄な体格で、Hのときにも小さい身体に無理をさせないよう気を遣っていた。しかし羽姫先輩にとっては低身長にコンプレックスを感じており、日常生活でも何かと気を遣われることにモヤモヤする。ついには口論になった羽姫先輩は、誰も居ない自宅に俺君を呼び出し、「エロいと言わせたい」と大量のローションを手に取った。
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