2022年下半期最優秀作品!! [どじろー] どすけべシークレット (WEEKLY快楽天 2022.No.46)

タイトルからして強めの本作は、栄えあるkomiflo2022下半期いいねランキングのグランプリ作品である。同じく2位の「定位置」もどじろー先生作だが、こちらは少し変化球のセーラー痴女モノである。本作はラブコメタッチのド直球となっている。

本作を読んで真っ先に思い出したのは、三巷文先生の「プライベートスタンダード」という作品だ。こちらも付き合っている互いを理想化しているカップル(樋口くんx響さん)の話だが、悪友にラブホに押し込まれて互いを知ってゆくというヤタラに綺麗な話であり決してドスケベ感は出さない。二番目に思い起こされるのは、師走の翁先生の「ヌーディストビーチに修学旅行で」シリーズだった。こちらは端的に竿役の直達くんのメガネムキムキムッツリドスケベというキャラクターが助谷くんと重なったからだ。ちなみに直達くんの話は全8話で一本の童貞竿が代わる代わるヤりまくるのだが、作中は数時間程度の出来事と思われ、羨望を通り越して恐ろしい精力が私の記憶に刻み込まれたからだろう。

両作とも名作なのだが、本作はさらにコメディタッチで、かつ異次元のエロさを魅せてくれる。ヒロインのあかねさんは実は全国模試一位の才女なのだが、底抜けのアホ可愛さを発揮する。しかも彼氏のタオルのニオイでこっそりオナる。「ジャッカルとレモンサワー」の項でも触れたが、エロ漫画読者の男のしそうなことをしてくれるヒロインはウケる。しかもその間、助谷くんも谷間を見た記憶だけでオナるというデュエットを見せてくれる。この掛け合いの妙味がエロシーン含めて本作全体に貫かれているのが勝利の秘訣と見た。

ちなみに当ブログでは展開に対する参考のため発射数を集計しているのだが、上記のオナニーシーンは悩んだがノーカウントとした。6ページ目ラスゴマであかねさんがイク描写の下でドクンしてるのだが、これはあかねさんの脳内妄想とした。5ページでは明確に助谷君の妄想口内射精が描かれており、これと同様ということである。エロ漫画読者も必然的に非実在ヒロインの妄想めがけて射精するわけだから、このような登場人物の妄想による発射数の水増しは当然ウェルカムだといえる。

陸上部のエースと女子マネ、平山あかねと助谷真司(すけたにしんじ)はお互いを理想の異性としてお付き合いを始めたばかり。しかし、二人は腹にドギツイ性欲を抱えており、相手に絶対にそれがバレないように注意を払っている。しかし公園でのふとしたきっかけで、あかねの性欲が決壊してしまう。

どすけべシークレット【フルカラー版】（単話）

550円