勅令霊気従属 [ミャモ] キョンシーちゃんは感じない (異世快楽天 Vol.45)

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copyright 2024 ワニマガジン ミャモ

タイトルキョンシーちゃんは感じない
作者ミャモ
掲載誌異世快楽天 Vol.45
ページ数20
ヒロインリンリン
竿役ハオ
発射数1
公式タグおさげ / しつけ / ツンデレ / パイパン / コスチューム / ファンタジー・SF / 中出し / 巨乳 / 淫乱 / 潮吹き / 異種間
修正白抜き修正

BAVELも配信され5月も押し迫って来た。本日は異世快楽天から、ミャモ先生の作品をご紹介したい。本作ヒロインのキョンシー、リンリンはカバーガールを務めている。白黒では分からない紫髪に水色のアクセントカラー、キョンシーとしてはたいへん血色のいい肌色が実に良い。

キョンシー

本作のヒロインは90年代に一世を風靡した「キョンシー」である。40代以上の読者にはなじみ深いであろうがそれより下の世代にはピンとこないかもしれない。基礎的なところをおさらいしたい。

キョンシー自体は、出稼ぎ地で亡くなった死体を故郷に搬送する際に呪術を使って自走させたという中国清朝時代の民間伝承がもととなっている。そのため清朝時代の正装とくにマハラという帽子を着せられていることが多い。日本では「霊幻道士」(英題: Mr.Vampire)という映画で爆発的に広まり、設定含めて多数のフィクションに流用されることとなった。流行り廃りと言っていいのか、動く死体というコンセプトはその後「ゾンビ」がグローバルスタンダードとなったため、中国固有文化であるキョンシーの存在はフェードアウトしている。なお「霊幻道士」自体は生きているコンテンツであり、2023年8月にシリーズ13作目「霊幻道士ⅩⅢ 鳳凰キョンシーの襲来」がリリースされている。

霊幻道士モデルのキョンシー設定のうち本作含め最近のフィクションで生きているのは、上記の満州服スタイルと「お札をデコに貼るとコントロールを取れる」である。テンプレートでは勅令陏身保命と書いてあり、勅令=天子の命令、陏身=指示に従え、保命=命を与える、まとめると「天子が命ずる、命を宿し術者に従え」という意味だ。この札は必ずしもデコに貼る必要はない。本作や下のコスプレのように女の子の顔が隠れないように少し斜めに貼ったり、札さえで無かったりする。本来は札そのものというよりは「鶏の血」で書くことに意味があり、鶏血そのものをキョンシーの道士がデコに付けるだけでも効果がある。本作含め今ではあまり語られない設定として、原典では「視覚が喪失している」「人間の吐いた息を嗅覚で察知するため、息を止めると認知されなくなるという攻略法がある。においフェチ以外はエロ漫画で使いにくい。またキョンシーは漢字で「殭屍」=硬い死体と書くように死後硬直した状態のまま動いているという設定があり、関節が曲がらないほか銃や剣が通用しない。これも竿役ならともかくヒロインとしては使いにくい設定だ。じゃあエロ漫画で使える設定があるんかと言われると、実はキョンシーには「童貞のおしっこ」が効くという。もしもの時に役立ててほしい。

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勅令魂魄自在

本作のヒロインはリンリン、竿役はハオという。キョンシーのリンリンは右腕が落ちても痛覚を感じない、究極の「不感症」である。一方でハオは道士として下級だそうで、リンリンに貼っているお札には勅令陏身保命ではなく勅令魂魄自在つまり自由に生きろと書いてある。リンリンは以前に高位の道士に「バリバリの霊力」で従属していた時期があり、今でもその道士の事を「あるじ」と呼んでいる。比較するようにハオのことを軽く見ているフシがある一方で、「ハオの雰囲気に面影を感じる」croriin先生のスイヒ師範のようなことを言ったりもする。ハオは純粋にリンリンに身の程を弁えてほしい、無茶をしてほしくないという想いで切り札を出した。勅令霊気従属、霊気の流れを制御する札。「人間としての感度を持つ」「身体のコントロール権は奪うけれども心までは縛らない」というクリムゾン先生みのあるエロ設定だ。感度向上しているわけではないのであくまで感度1.00倍なのだが、ご無沙汰だからか幸いにもリンリンは高感度だった。ハオの命令で自分の両乳首をつねりつつ、ハオの指が股間をいじくる。変則三所責めで潮のような霊気を噴き上げる(なので本作には潮吹きタグが付いている)。さあここからというところで何とハオくんは満足して札を取ろうとする。おあずけを食った読者になり替わり、リンリンは「このくらいぜーんぜん平気なんだけど!」とメスガキならぬメスベビキョンで挑発する。意外にも沸点の低いハオくんはこの一言から3コマでブチ込んだ。

勅令霊気従属

15ページ、術者自身がイッパイイッパイだからなのか、切り札の勅令霊気従属が燃え始める。つまりリンリンがコントロールを取り戻す。キョンシーものの醍醐味のシーン。ハオを押し倒したリンリンは黙って唇を奪った。身体の自由は戻ったのだが体感はまだ残っているらしく、「(感覚が)戻る前に…責任取ってよねバカハオ!!」と自ら腰を打ち付け始めた。ここから若い二人の熱いHが始まり中に熱いものを出して終わる。事後、「これからは加減を覚えろよ」と躾を続けるハオのことをやっと「ご主人様♡」と呼んだところでオチとなる。思いのほかビジネスライクで淡白なハオくんに対して、ツンデレメスベビキョンを見事にやりきったリンリンの仔猫のような可愛さと雌豹のような豊満さが輝く本作だ。彼女はあくまで死体であり、若くしてキョンシーに身を落とした。そのうえ主人の喪失と野良落ちの経験を記憶しているという悲哀を思うと非常にいじらしく、ミャモ先生ガールズらしいキャラともいえる。キョンシー世代の方も、そうでない方も、既にキョンシーな方にもぜひ味わっていただきたい。

あらすじ

野良のキョンシーと遭遇した下級道士のハオは、なんとか抑え込むことに成功した。彼女はリンリンと名乗り、依然仕えていた道士が居なくなり制御を失っていたとの事だ。霊気の強いリンリンは身体の欠損に無頓着で、霊力の足らないハオでは制御し切れない。ハオはより強力な札を使ってリンリンの身体の自由を奪い、失っている「体の感覚」を教え込もうと愛撫を始めた。

ミャモ先生の作品はこちら!!

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