盗撮 やめられない男達 [オジョウ] ホノカな誘惑 (COMIC BAVEL 2025.09)

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copyright 2025 文苑堂 オジョウ

タイトルホノカな誘惑
作者オジョウ
掲載誌COMIC BAVEL 2025.09
ページ数24
ヒロイン向井先輩
竿役佐藤
発射数2
公式タグめがね / フェラ / パイパン / 中出し / 先輩・上司 / 処女 / お姉さん / 学園 / 学生 / 巨乳 / 恋愛 / 撮影・配信 / 淫乱 / 痴女
修正白抜き修正

連日暑い日が続いている。外に出るのは危険ということで2回に渡ってBAVELから図書委員モノをお送りしたい。掲載順で本日はオジョウ先生の作品をご紹介する。

前稿はこちら: 陰謀論の楽しみ [fu-ta] おしずかに! (COMIC BAVEL 2025.09)

二人の図書委員

前回ご紹介したfu-ta先生の作品と同じく、図書委員の女先輩が誘う冒険譚である。図書委員については前回語ったので、ヒロインの比較をしてみたい。

項目岬先輩向井先輩
[作者]作品名[fu-ta] おしずかに![オジョウ] ホノカな誘惑
竿役温水くん佐藤くん
髪型おさげ肩まで
メガネ大きめスクエアアンダーリム
麻呂眉長めまっすぐ
愛読書陰謀論の楽しみ方盗撮 やめられない男達
お履き物黒タイツミニスカ+露出多め下着

お二人ともメガネキャラである。岬先輩の太縁大きめスクエアメガネに対して、向井先輩は下半分にだけ縁がある細めアンダーリムだ。向井先輩はいわゆる線眉なのに対して、岬先輩は麻呂眉が印象強い。向井先輩はこのあと説明するように「盗撮」モノに興味津々なところから本作が始まる。岬先輩はオカルト好きという設定だがエロ漫画要素としては「不思議ちゃん」のフレーバーとして提示されている。

盗撮 やめられない男達

ネタバレでも無いが、向井先輩は冒頭時点で処女だという描写がある。にもかかわらず「盗撮モノの官能小説」を愛読しているという設定だ。窃視のことを英語でピーピングトム(peeping Tom)というように、圧倒的に男性に多い性嗜癖である。実際に向井先輩は「見たがり」ではなく、「見られたがり」つまり露出症であり、こちらも男が多いものの女性の例も少なくない。

少年漫画の暴力描写が必ずしも合法で無いのと同様に、エロカテゴリには実際にヤれば犯罪であるもので溢れている。その一角に「upskirt」というジャンルがある。Wikipediaにも立項されている「スカートのぞき」である。一般に性的なモノは公衆で見せた側が猥褻物陳列の犯罪に問われる。スカートの中身は覗けば見える状態になっており、状況次第では見えることもある。いわゆる偶発的なパンチラは原則両者罪無しという扱いで、下のマリリンモンローの有名なシーンに代表される。「見せた」「覗いた」の意図を問う話になると様々な軋轢が生じたりもする。確実にライン超えになるのは「撮る」という行為だ。かつては小型カメラを忍ばせるなど技術的にも採算的にも、もちろん倫理的にもおおよそ割に合わない行為だった。不幸にもスマホに高性能カメラが付いたことで、満員電車などで皆がカメラを片手に立っている日常が生まれてしまった。しかも痴漢や覗きと違い、盗撮はわざわざ自分で証拠を残す行為である撮影罪は刑法犯であることを忘れてはならない。

ゲット・ザ・ズリネタ

盗撮は犯罪だが、同意があれば話は別である。男性でも下半身の写真を撮らせてくれと言われたら嫌な顔はするだろうが、他のエロ要求に比べて交渉の余地はあるだろう。愛する彼女がどうしてもというならやぶさかではない。本作はそもそも向井先輩の方から「撮ってほしい」と願い出てきた話である。別に自分のパンツを自分で撮ることは造作もないと思うが、性行為全般「自分でヤるのと誰かにシてもらうのは全然違う」ものである。露出趣味はやはり誰かの目があってこそ滾る。なので向井先輩はわざわざ撮った自分の下半身を佐藤君のズリネタ扱いにしたがった。それでいて向井先輩は徹底してシモいワード自体は口にしない。男性心理をよく突いている。愛読書の教材が良かったのかもしれない。オジョウ先生ボーイズは概ね自己肯定感が低く、彼女との「つり合い」を気にしがちである。佐藤くんもまた自分がただの撮影係以上として見られているのかどうか、こんなオイシイ役回りをしているのは自分だけなのだろうかと逡巡していた。

ホノカな誘惑 ツヨめの愛欲

巻き込まれ発情の岬先輩と違い、本作の二人は自発的に次のステージへと進んでゆく。ハメ撮りである。9ページ、くわえている向井先輩が録画中のスマホ越しに見えるというエロい光景だ。目を映さない位置で撮ってくれという指示なのだろう。実際にはカメラ位置と自分の目線はどうやっても合わないため、こんなにきれいに画像を繋げるのは難しい。というか、かなりのヒキで撮らないと無理だと思われる。12ページ、振り回されっぱなしの佐藤くんに向井先輩からの告白、そしてそのまま挿入にうつる。白塗り修正の向こうでは流血表現もあったらしい。そんな破瓜の苦痛をものともせず向井先輩は進む。「アウターにチクポチしているのはノーブラだから」というエロ業界での不文律があるわけだが、向井先輩の着けているソフトブラは先っぽどころか乳輪まで透ける極薄仕様だった。ブラ越しの巨乳に顔を押しつけられた状態で佐藤くんはたまらず対面座位のまま中出しする。間髪容れず向井先輩は記念撮影の指示。抱きついた姿勢のままいつ外したのか、露わになった長巨乳を撮影する。「私ね…佐藤君じゃなきゃダメで… 好きすぎておかしくなっちゃった♡ …でもこんな私に好きになられても困る…よね? …ごめんね こんな変態で」。真っ赤な顔でセキニンとってねと言った岬先輩と正反対に、押さえ込み中出しから唐突な向井先輩の自虐。これを聞いた佐藤くんが「俺だって先輩を撮らないと興奮できないんですっ!!」と抜かずの逆転押さえ込みに移った。正直、向井先輩は自虐するようなタマではない。コレも愛読書の受け売りな気がしないでも無い。

ラスページ、図書委員としての業務をこなす傍ら、佐藤くんは向井先輩の写真を見ていた。なにやら黒いテープのようなモノでがんじがらめにされている、それでいて笑顔の彼女。向井先輩は怒るでも無く、「この前の?」と一瞥する。これもまた盗撮では無く合意の上での記念撮影なのだろう。撮られたがっているように見せながらも、特段撮られることそのものに興奮する様子を見せない。本人にとってはホノカな誘惑のつもりかもしれないが、中々に重めの愛欲を隠さない向井先輩。黙っていれば清楚図書委員なルックスとのギャップが綺麗な作品だった。

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