ドS嫁は家庭円満の夢を見るか? [西沢みずき] 誰よりも愛してる (WEEKLY快楽天 2023 No.08)

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copyright ワニマガジン 西沢みずき

タイトル 誰よりも愛してる
作者 西沢みずき
掲載誌 WEEKLY快楽天 2023 No.08
ページ数 24
ヒロイン よし江(29)
竿役 ひろし(41)
エロページ位置(割合) 4 – 23 (83.3%)
発射数 5
公式タグ ショートカット / SM / カップル・夫婦 / 女性上位 / 巨乳 / 淫乱 
修正 白抜き修正
西沢みずき先生の快進撃が止まらない。今年に入って2ヶ月で早3作目である。「憧れのひと」(Weekly快楽天2023 No.02, 23ページ)、「堕ちたおんな」(失楽天2023.02, 4ページ、「堕ちるおんな」のアフター)、そして本作である。コミックス「むちゃエロっ!」(2023年2月2日配信開始)新発売でお忙しいにもかかわらず、逆にアクセルを踏み込んでいる。これだけ踏み込んでいればネタ切れ倦怠期に陥るかと思いきや、ここで強めのSMを差し込んでくるのは期待以上だ。
本作はセックスレスの嫁が夫のPCを覗いて秘密を知るところから始まる。そして2ページ目で亭主関白な夫が登場し、妻に難癖をつける。夫婦仲は険悪。ここまで読んだ読者は間違いなく「不倫」というワードを想起するだろう。「夫の不倫に気づいた嫁が腹いせに別の男と寝る」が模範解答である。しかしその後「エロ動…んぐっ」というセリフが出てきてから雲行きが怪しくなる。そしてエロが始まる4ページ目であっさり夫が完落ちする。主従逆転モノとしては少しどころかメチャメチャ即落ちなのだが、本作はここで終わらない。
冒頭で旦那の属性は「実業家」としか書かれていないのだが、実態は「100年続く老舗の造り酒屋『和仁酒造』の若旦那」であるらしい。そして姑から跡取りの孫が出来ないことをイビられていると明かされる。夫婦はマンションぐらしで夫は普通にネクタイを締めているので、現時点では代替わりしていない可能性はあるが唐突な展開である。すでに夫婦にとってSMプレイは生活の一部となっており、少なくとも嫁側は満足しているようだった。よし江は姑の嫁いびりストレスを上乗せしてM夫のチンコをシゴキにかかる。そしてそのまま危険日セックスで子供作ってやるわよと女王様プレイを始めようとしたところで、夫がアイマスクを外し感極まる。ひろしは旧弊な実家のことを思って子作りに励もうと言ってくれたよし江に感激し、日頃の感謝を込めるとともに幸せな家族を作ろうと嫁を抱き寄せるのだった。「いい話だねえ」と「一体何を見せられているのか??」が読者の頭に去来してページをめくると、「ほらっしっかりチンポおっ立てなさい!」というよし江さんのガンギマリスマイルからのプレイと再会できる。通算5発絞られたひろしだが、ラスページでしっかり男の子出産というノルマを達成して夫婦の絆を取り戻したというハッピーエンドで締められている。緩急は激しいがきっちりエロい作品に仕上がっている。
嫁側はおそらく妊娠した時点で家庭的にも性欲的にもご満悦だと思うのだが、このドM夫はきっと嫁の妊娠中に何かしらやらかしていると思われる。エロ動画、風俗、いや、そこはよし江さんが上手いことおあずけプレイと射精管理を駆使しているだろうか。どうでもいいが本作は老舗酒蔵の跡取りの話なのに酒が一滴も出てこない(そのくせコーヒーばっかり飲んでいる)。よし江さんはまあまあ常軌を逸しているのだが、すべてシラフである。さらにどうでもいいのだが、本作ではワニマガジンのお約束としてワニが4回登場する。エロ動画配信サービス「ワニザ」、実家の「和仁酒造」、出産した「和仁総合病院」、そしてよし江さんが手コキに使っていた「WANI lotion」である。酒が出てこない作品なのだが、酒造メーカーの多角展開としてエローションを製造しているという裏設定をひとり想像してみた。日本酒の香り高いローションで、ほろ酔い気分の手コキはいかが? そのまま舐めても、、、やめとこう。

あらすじ

実業家の夫ひろし(41)は、昭和の亭主関白で妻のよし江(29)にキツく当たっていた。ついでにセックスレス2年で我慢の限界だったよし江は、夫のPCを覗き、彼がドM趣味であることを知る。嗜虐心を心に秘めていたよし江は、夫を縛り上げ罵声を浴びせながらチンコを弄り倒した。

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