copyright 2025 ワニマガジン えーすけ
| タイトル | 杏南さんはおさまらない#2 |
| 作者 | えーすけ |
| 掲載誌 | 快楽天 2025.12 |
| ページ数 | 37 |
| ヒロイン | 杏奈 |
| 竿役 | 奏 |
| 発射数 | 5 |
| 公式タグ | おさげ / 中出し / 先輩・上司 / 制服 / お姉さん / 学園 / 学生 / 巨乳 / 淫乱 / 褐色・日焼け / 陰毛 |
| 修正 | 白抜き修正 |
今月の快楽天もアツい。巻頭のどじろー先生「義姉ちゃん、オナホになってよ。」はまたしても奥行きの深そうな前編だそうなので次回まとめてご紹介したい。本日はえーすけ先生のこれまた奥の深い作品をご紹介する。
DIVE!!
本作は「#2」(ナンバーツー)と銘打ってあり、あきらかに3話に続く構成になっている。面白いのが本シリーズには「#1」が存在しないのだ。いやあるじゃないかとお思いの皆さんはもちろん正しい。本シリーズの1話は「DIVE!!」という題で快楽天2025年8月号に掲載されていた。普通に読み切りとして掲載されたこちらの続きが本作「杏南さんはおさまらない#2」であり、komifloでは遡って改題されている。単話販売もされている作品なので驚いた方もいるかもしれない。快楽天8月号の広告には旧タイトルが残っているので参考までに貼らせて頂く。

#1 あらすじ・キャラ紹介(本作冒頭より引用)
受験勉強そっちのけで自室にこもりオナニーするのが日課になってしまった杏南。しかし、よく遊びに来る弟の友人・奏にオナバレしてしまったことから、たまらず押し倒してしまう。奏の貞操を無理やり奪った杏南であったが…理性がぶっ飛んだ奏に種付けセックスされるのであった。
杏南さん – 青春の全てを水泳部に捧げていたが、引退したところ心にぽっかり穴が開いてしまったため、隙間を埋めるべくオナニー三昧の日々を送っている。トイレを見られてしまったことで奏のことを意識するようになる。
奏くん – 杏南の弟、隼人の友人。杏南より身長が低く、中性的な見た目の大人しい性格だが、杏南に負けぬ性欲の持ち主。受験があるので、付き合えないとあっけなく振られたが…。
補足
馴れ初めの時系列を書くとこうなる。「オナバレ」「種付けセックス」の正しい位置づけはこちら。意識したのは奏が先であり、ポッポしてる奏に杏南が発情するという順序だ。奏くんの想いは強めなのだが「性欲が強い」は作中特筆されていなかったと思う。
- 杏南が部活引退。自室にこもり受験勉強の傍らオナニー三昧。
- 杏南が上の空でトイレで用を足していたところを奏に目撃される(オナってはいない)。
- 奏は杏南のことを意識してしまい度々家を訪れる。そのことに気づいた杏南も顔を出す。
- 赤面する奏にあてられた杏南はますます欲情しオナニーに耽る。
- 隼人に留守を任された奏が自室での杏南のオナニーを覗き、自らもしごき出す。
- 杏南が気配に気づきドアを開けると、射精直後の奏がそこにいた(相互オナバレ)。
- 杏南が奏の腕を縛り押し倒す。奏で処女を捨てる。
- 奏の拘束を解きセックスを続ける。奏が耳元で杏南への愛を囁く。
- 隼人帰ってくる。振りほどこうとする杏南を奏が押しとどめ種付けセックス。
- 奏が交際を迫るも、杏南は受験を理由に断る。
番犬くん2号
本作は普段のえーすけ作品とはひと味違う。もちろん竿役である奏くんの「陵辱衝動」の薄さだ。奏くんはエロ漫画竿役としての使命感に燃える(あるいは倫理観に乏しい)えーすけボーイズの中ではレアな「受け属性」である。「となりのひと」雅也、「鎖の園」田中先生などされるがままの竿役は居なくは無い。それでも女性上位がメインの作家様と違い、えーすけボーイズの竿役は主導権が取れないとやや不本意な顔を見せる。奏にはそれが無い。本作の関係性に最も近いのは「番犬くん(DOLLS収録)」の番犬くんこと潤一くんだろうか。こちらはヒロインである夏菜先輩(現役の褐色陸上部)が普通に潤一くんに告られるところから始まる。恋愛に興味が無い夏菜は出来心からフッた上で「番犬になるならいいよ」とカマした。潤一くんは嬉々として番犬になることを受け入れ、腰巾着のように扱っていた。しかし女友達から「ついてるもんはついてんだから」と言われたことで潤一を男として見るようになり彼を受け入れてしまう。潤一の「受け」はあくまで夏菜への愛の形であり、エロシーンではしっかりリードするナイスガイである。一方で奏くんは「巻き込まれセフレ」というポジションにガッチリ挟まっており、当人の意思というよりは杏南の獲物にされた自分を誇らしく思っているというスタンスが強い。学校中の女子にお手つきしまくるヤリチンや、催眠アプリで学内ハーレムを築くキモ男を見ると性的なカタルシスを感じるが、実際自分がよりどりみどりの立場でバイタリティを保てるかと言われると自信は無い。目の前の杏南しか見えない奏くんは男性から見てとても等身大な竿役に映る。
搾精系先輩
えーすけガールズは基本的に「されるがまま」なところが魅力である。対して杏南さんは比較的「不満さ」を隠さない。「遅い(奏くんは遅れてない)」「声抑えて」「服が汚れるからゴムして」など要求が多い。体育会系少女の不器用なおねだりが非常に可愛い。グイグイいかない奏くんと合わせてえーすけ先生作品としては新機軸の味だ。13ページの「ギュッてして」「一緒にイきたい…」も活きてくる。17ページ、第一幕の事後の流れから「今週はもう会うの禁止ね」とさらに杏南さんが振り回す。「焦らし」はえーすけガールズが食らいがちだが、竿側が週単位で焦らされるのは珍しい。そして21ページ、家族が出払っている杏南さんちにお呼ばれする奏くん。手ぶらなのだが、杏南さん的には何と泊まりのテイだった。にもかかわらず玄関でさっそく濃厚なお出迎え。28ページまでは明確に玄関で、ここか32ページでベッドに移動したと思われる。ここまで搾られ続けた奏くんがさらに「そっか…杏南さん…ずっと(声を出すのを)我慢してたんだ」と彼女の隠れた欲求を慮る。出来た竿役である。杏南さんは奏くんにはともかく、奏くんが中に出してくれた精子には最大限の敬意を表した。
媚薬
さて事後、「両者気まずい」なか奏くんは杏南さんの手料理を振る舞われる。交際拒否されていながら中に出しまくったうえご飯をご馳走になっている奏くんが気まずいのは分かる。なぜ文字通りホームでありホストである杏南さんが気まずいのか。ラスコマにて「…すっご こんなにすぐ効くんだアレ…」という意味深なセリフを発する。コレについてDIVE!!したい。
女性に盛る場合は一般に「媚薬」と表現する。媚薬自体は男女共通で使われる性行為を促進する薬物だが、男性向けには「精力剤」もしくは「回春剤」などと表現される。まず大前提として「飲んだらいつでも誰でもいくらでもセックスしたくなる薬剤」は存在しない。本作含めてフィクションとして登場するものは一旦除外すると、媚薬は概ね3パターンに分けられる。
- 違法薬物: 理性的思考を破壊・鎮静する、いわゆる「キメセク」に使われる薬物。羞恥心や肉体的限界を無視できる効果があると思われる。ご承知の通り依存性含めて副作用がエグいため、アウトロー社会に巻き込む前提でないと媚薬として割に合わない。
- 医療用医薬品: 不妊治療を目的とするものを除くと、性行為の完遂のみを目的とする医薬品は「ED治療薬」しかない。広義には「性交痛を緩和する」鎮痛剤、「性行為をする精神状態にする」抗うつ剤のようなものも役に立つ。睡眠薬やコデインなど上記1の目的に使われる医薬品もあるがこれらは媚薬とは言いがたい。単純に健康体でないとセックスが楽しめないという意味では、性行為目的で胃腸薬や目薬を使うこともあるだろう。
- その他の薬・サプリ: 効果があると思われるものは興奮剤もしくは栄養剤。プラシーボもしくはジョークグッズに近いものまで様々。飲むだけでなく塗るタイプも存在する。
以下3について説明したい。
精力剤
男性向けは基本的に「元気であればヤる気になる」前提で、「勃起させる(維持させる)」「精液を濃くする」「射精回数を増やす」などが目的となる。女性向けの場合は能力の強化ではなく「ヤろうという気にさせる」ことがメインとなる。つまり男女ともに効く媚薬は興奮剤であり、有名どころでは高麗人蔘・マカ・マムシエキス・ガラナなどがある。高麗人蔘とマカは根に含まれる成分に薬効があるとされる。蛇のマムシは乾燥させたものが血行をよくする漢方薬として流通している。ガラナはカフェインが多く含まれるのでコーヒーと同じカテゴリだ。食品としては唐辛子・チョコレート・生姜なども媚薬扱いされることがある。

本作のような男性向け精力剤はもっと雑である。なぜなら健康な精子の生成には3ヶ月かかるとされ、正しい意味で今日飲んだ精力剤が今日の精子に反映されることは無い。精子の生成に必要な栄養素「亜鉛」が精力剤に入る理由である。一方で男性の快楽に精子は不要であり、おっ立てて精液させ出せれば成立する。男性は旺盛な性欲で自身が干からびないように「賢者モード」というストッパーが掛かっており、どちらかというとメンタルの影響が強い。山芋(おろすとネバネバしている)、スッポン(噛みついたら放さないスタミナ)、オットセイ(ハーレムを作る)が精力剤として使われるのは単なる連想といえる。もっと直接的には巨根とされる「馬のチンコ」「馬の睾丸」も原料だ(なんと「馬のプラセンタ=胎盤」も男性向け精力剤に使われる)。何でもアリで、しかも大変高価だ。買うのはオススメしない。本作で奏くんが何を食わされたかは次回明らかになるかもしれない。読者諸氏も心に決めた「マイ精力剤」を決めておくと有事の際に役立つかもしれない。
本シリーズの単話販売はこちら!!
copyright 2025 ワニマガジン えーすけ
| タイトル | 杏南さんはおさまらない#2 |
| 作者 | えーすけ |
| 掲載誌 | 快楽天 2025.12 |
| ページ数 | 37 |
| ヒロイン | 杏奈 |
| 竿役 | 奏 |
| 発射数 | 5 |
| 公式タグ | おさげ / 中出し / 先輩・上司 / 制服 / お姉さん / 学園 / 学生 / 巨乳 / 淫乱 / 褐色・日焼け / 陰毛 |
| 修正 | 白抜き修正 |
えーすけ先生の作品はこちら!!
DOLLS〜純肉体関係〜1,100円


コメント