copyright 2026 ワニマガジン 小野未練
| タイトル | 朝隈あゆみにはかなわない! |
| 作者 | 小野未練 |
| 掲載誌 | 快楽天 2026.05 |
| ページ数 | 28 |
| ヒロイン | 朝隈あゆみ |
| 竿役 | はるちゃん |
| 発射数 | 2 |
| 公式タグ | オナニー / スポーツ / ムチムチ / ショートカット / 巨乳 / 幼なじみ / 恋愛 / 淫乱 / 陰毛 |
| 修正 | 白抜き修正 |
既にBEASTが配信されている中で遅きに失して申し訳ない。本日は快楽天から、小野未練先生の作品をご紹介したい。
5W1H
本作は小野未練先生から「デカ女」という触れ込みで、実際に竿役比でもデカめのヒロインが登場だ。タイトルに出ている朝隈あゆみちゃんである。彼女は一貫して柔道とエロいことしかしていないパワー系ヒロインだ。竿役は「はるちゃん」と可愛い名前で呼ばれ続けているが、道場を経営する館主の息子という立ち位置で本人も柔道を嗜んでいる。二人は幼馴染みであり、結論から言うと脇目も振らず純愛一直線である。そんな本作の柔道少女が寝技で竿役を押さえ込み一本取るまでを5W1Hという軸で見ていきたい。先に言っておくと「H」はそのまんまHである。実際は2回戦なので2Hと言うべきかもしれない。
セックスは重さだ(Weight)
まず本作のキモにいきなり触れていく。本作の扉絵、一見何事か解らない。これはヒロイン朝隈あゆみさんが道場の用具庫でバーベルを腹に乗せてオナニーしているシーンである。そう説明されるとさらに混乱が増す。ここは本人からしっかりした説明があり、詳細は6ページの通り「組み伏せられているような重さを感じたい」という事だそうだ。まず男性には出てこない発想だと言える。男のオナニーは前屈みが一般的であり、下腹部を反らして力を入れた状態でシコるという体勢がまず辛い。そもそも物理的にバー同士が接触する問題もある。そんなことより気になるのはあゆみさんの耐荷重だが、重量挙げでは無くトレーニングに使うバーベルの荷重は様々である。ウェイトの部分はふつう着脱可能で、直径的にはこちらの商品くらいだろうか(お腹に優しく妊娠の恐れの無いゴムコーティング付きである)。下の写真の構成で片側22.5kg、そしてシャフト部分だけで10kgあるので総重量55kgである。しかし実際には片方は接地しており、傾いている分も地面で支えているのであゆみちゃんへの負荷はおそらく20kg無いくらい – 5歳児が乗ってるくらいの負荷感と思えばそこまで無謀では無いだろう。

セックスは湿っぽい(Wet)
全てをはるちゃんに見られた朝隈あゆみは当然のように取り乱し、体育会系らしく泣きながら真っ直ぐにゲロった。「稽古後に火照る」ので普段は家に帰って解消していたのだが、強さを求めて身体を持て余した結果はるちゃんの存在さえもスパイスに燃えてしまったという。しかも「『全力で戦った相手に負けて犯される』妄想でしか抜けなくなっちゃってェ…!!」とのこと。女性はオナニーで「抜く」という感覚なのか興味深いが、あゆみちゃんに限っては発散するイメージが強いと思われる。これに竿役のはるちゃんは若干ヒきつつも、幼馴染みの女の子をここまでこじらせてしまった事に対する責任を率先して感じてしまう。いいヤツである。対するあゆみは、理解のある竿くんに対して、ぶっちゃけついでに一歩踏み込む。この5ページから7ページの湿度感、そして10ページに至るバトルシーン。汗と涙と熱い吐息、下半身をさておいても非常に水気が多い。小野未練作品では比較的多いこの蒸れ加減のエロスが本作でも遺憾なく、むしろ健康的に発揮されている。
セックスは戦争だ(war)
大会に優勝したあゆみは、約束通りはるちゃんに抱いて貰う。幼馴染みだった女子との不穏な突っ走り、チンコを包むデカ女の肉、そして17ページ、「ごめんなさいっ♡ 負けてごめんなさいっ…♡」あゆみは自ら負けを宣告した。「セックスを勝負と見なす」のはエロ漫画独自の慣習だと思っている。「先にイッた方が負け」というルールが一般的だが、そもそも男性はイくためにセックスをしており「イかない」というのはどう見ても負けである。しかも女性のオーガズムについて男性はほぼ何の知識も無い。勝負だと言い張った当人が勝敗の判定に悩むのもザラである。唯一客観的に判定可能なのは「竿同士が先にイッた方を負け(もしくは勝ち)とする」くらいである。実写AVでは(内心はともかく)男優が射精を我慢することに尚更意味が無いので勝負にならない。一方で特に男性にとってのオーガズムは生物学的にも最も無防備なタイミングであり、生殖的な意味では勝者であってもその瞬間は本能的な「負け」を感じるものである。女性にとってのそれは産卵や出産のタイミングなので、愛あるセックス中に多幸感に包まれることこそあれ敗北宣言に至ることはあまりないような気はする。あくまで朝隈あゆみさんのセックス観であり性癖であると味わいたい。
セックスは組手だ(wrestle)
本作は2発ともゴム付きである。将来を嘱望されている女性アスリートとしては当然の対応である。そして本作竿役にも武術の心得があるのだが、あゆみの圧倒的なボディに我々読者も組み伏せられ魅せられている。柔道の寝技は押さえ込まれた方が負けである。1回戦は正常位で乳首を攻めつつゴム中に持っていく。18ページ、そうは言っても手足でがっちりと組まれているのは竿役の方であり、デカ女の良さが出ている。そしてあゆみは有無を言わせずマウントを取り「自分ははるちゃんに守って貰わないといけないほど弱くは無い」と覚悟を魅せた。竿役本人が認めるほどその通り、あゆみは強い。改めてはるちゃんにそう認めて貰った事があゆみは嬉しかった。そしてリミッターが外れた。上になったあゆみは本気ではるちゃんを犯しにかかる。全体力を、全体重を、すべての肉をはるちゃんに預け、持てる力全てを下半身にぶつけた。
レスリングや柔道では寝技で頭部を地面にこすりつける形になることが多い。顔面を攻めるのは反則だが、頭の横に突き出している耳たぶはダメージを受ける。耳本来の機能は頭の中にあるため問題にならないが、こすられた耳たぶは繰り返し内出血を起こし膨れ上がってしまう。こうして膨れ上がった耳たぶを「耳介血腫」、俗に餃子耳もしくはカリフラワー耳(英語ではCauliflower ear)と呼ぶ。21ページ、あゆみさんの耳もそれである。鍛錬の証と称される一方で、イヤホンなどの装着時に支障が出ることもある。治療するなら形成外科だ。

Wardship – 後見
最後のWは少し聞き慣れない。「被後見人」という法律用語である。一般には子供に使われ、両親など保護者が機能しない場合に法的に立てられるもので、財産処分や契約に関しての判断責任を代行する制度である。保護する側が「後見人」、保護される側が「被後見人」だ。いろいろ書かせて頂いたが、これがセックスを除いた本作の二人を表現するのに必要な最後のワードだと思ったのだ。はるちゃんが朝隈あゆみに対して感じていたのは、何故か友情でも慕情でもない、彼女を庇護しなければならないという責任感だった。どこからそうなったのかは詳しく語られないが、幼少期のあゆみは「気弱で泣き虫」だとはるちゃんから見えていた。ある意味で次期館長として「男らしく」ありたいはるちゃんと、そんな彼に「女らしく」甘えていたいあゆみが共依存的に作り上げた関係性なのだろう。ある日、「リード外れたでっかい犬」に襲われかけたあゆみを庇いはるちゃんは鼻頭に傷を作った。どこかのタイミングであゆみもまたその傷に責任を感じはじめ、はるちゃんの「被後見人」の立場に甘んじてはいけない、独り立ち出来る強さを身につけなければならないと思い始めた。そして実際に「身体の強さ」という意味で逆転した後も、「後見人」としての矜持と責任を、二人は大切なモノとして守り続けていたのだった。もちろんはるちゃんがあゆみ以上に強ければこの関係は美しいままで居られたかもしれない。しかし理想と現実が乖離し始め、そのギャップにあゆみが悶々とした結果バーベールオナニーというモンスターが誕生した。その事にも責任を感じたはるちゃんだったが、真正面から全力で組み伏せられたことで考えが変わる。はるちゃんはあゆみとの稽古を求めた。「後見人」としての彼が、後見人であるために「被後見人」に必要な助けを求めた。二人の関係を守りたいからこそ彼は素直にあゆみを求めた。はるちゃんが一歩強くなった瞬間だ。そんな彼に笑顔を見せた朝隈あゆみで本作はオチとなる。デカ女という素材と破天荒な導入から、小野未練先生らしい男女のいじらしい機微に持ち込む、そして成長を感じさせる。オーソドックスでは無いが力強い作品だった。
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