copyright コアマガジン ぼるしち
タイトル | 美味しく食べてあげるから |
作者 | ぼるしち |
掲載誌 | HOTMILK 2023.04 |
ページ数 | 28 |
ヒロイン | 滝沢なつき |
竿役 | よし君 |
エロページ位置(割合) | 8 – 26 (67.9%) |
発射数 | 5 |
公式タグ | 女性上位 / お姉さん / 恋愛 / 淫乱 / 貧乳・微乳 |
修正 | モザイク修正 |
その腕で胃袋をつかもう
よく「胃袋をつかむ」という表現がある。かつては女性が意中の男性を射止めるに当たって、日々美味いものを食わせる事によって男を離れられなくするというライフハックである。これは女性の炊事スキルの必要性(若い女に料理を学ばせる口実)というよりは、かつての男性の調理能力の致命的な欠如に起因する。今でも、原型を留めない料理作りにマジックを感じる男は少なくない、つまり焼肉やら鍋料理やらカレーチャーハンあたりまでは見当がついても、挽き肉からハンバーグやミートソースの作り方が皆目分からないというわけだ。無論このスキルは男女問わない。「給餌」という生命本能から人は離れられないのだ。
本作のヒロインなつきさんはこの調理スキル持ちである。レストランで働いたことがあるかららしいが、それだけで調理全般上手くなるのは余程のセンスか意外と年行ってるかであろう。俗に「三欲」という時に、原則として睡眠欲の充足に他人は直接的に介助出来ない。他の2つに関しては独力で解決も可能ではあるが満足度が限られる。「タダメシ」「旨いメシ」のためなら苦労を厭わない人は多い。そして「メシ」のところをエロに換えてもまた然り。本作は人間の本質的な欲求を真正面から問う作品と言える。
しかし、「タダメシ」はともかく、「旨いメシ」の範疇は人によって異なる。作中では白身魚のポワレのようなものが見える。いかにも美味そうだが味の方は漫画では分からない。私は好きである。
その指で乳首をつまもう
ではなつきさんの提供する旨いエロとは何か?乳首責めである。エロページが19ページある中で、乳首をイジっているコマが19もある。1ページ平均1コリしている計算だ。しかもセックス一発目は背面騎乗位なので乳首へのアクセスがない。前戯と2発目でイジり倒している。酷いことに、よし君は引くほどマグロを決め込んでおり、乳首はおろか竿役からの愛撫は完璧にゼロとなっている。ちなみになつきさんの決まり手は「右乳首舐め左乳首コリコリ」であり、ずっと右ばっかりねぶっている。ふやけそうである。なお後日談らしい26ページで唯一左舐めを敢行している。レストランらしく日替わりなのだろうか。私は好きである。
よし君のことはよく分からないのだが、なつきさんの献身的(搾取的)介護によって自己肯定感を得るというミラクルハッピーなオチで締まっている。なつきさん的にコレで良かったのか疑問は残るが、本作の教訓として、胃袋をつかんで乳首をつまめば大抵の男はオチる。少なくとも私は落ちる。
あらすじ
滝沢なつきは家賃滞納で部屋を追い出され、隣のよし君の部屋に居候している。なつきさんはお金も入れず家事を一切しないが、美味しい料理を作ってくれることと、セックスは積極的にしてくれる。
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美味しく食べてあげるから(単話)
220円