時空を超えたNTR [Croriin] 呼応 (異世快楽天 Vol.43)

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copyright 2024 ワニマガジン Croriin

タイトル呼応
作者Croriin
掲載誌異世快楽天 Vol.43
ページ数24
ヒロインスイヒ
竿役ハセ・ランドルフ
発射数6
公式タグパイパン / ニーハイ・ニーソ / ファンタジー・SF / 中出し / 先輩・上司 / お姉さん / 巨乳 / 淫乱 / 異種間
修正白抜き修正

本日は異世快楽天の大看板、croriin先生の作品をご紹介したい。「異種和姦」がモットーの外楽と違い、異世快楽天は登場キャラが人外である必要はない。本作はケモ度低めである。本作ヒロインのスイヒ老師は(ガールと言うトシかはしもかく)カバーガールを担当されている。彼女の身体には縦方向に呪印のようなものが刻まれているのだが、これが深紅だとは思わなかった。こう見ると何らかの傷跡のようにも見える。

馴れ初め

まず最初に本作7ページ、唐突に「ハセ・ランドルフ」という名前が出てくる。これが修行名か何らかの呪文である可能性は否定できないのだが、私は本作竿役に対する名前での呼びかけと認識した。この前提で竿役を以下ハセと呼称する。ここを除くと二人は基本「貴方」「老師」と呼び合っている。本作は「竜の気功術」というものを求めた修行者と師匠の少年漫画チックな成長物語である。しかし本作はエロ漫画なので、ぶっちゃけバトルシーンも修行者の倒すべき目的も特にない。なんなら「竜の気功術」は必殺技ではなくバフとかヒール目的の何かかもしれない。師匠のスイヒさんはダイナマイトボディにエロチャイナドレスという好戦的な出で立ちと、竜人らしいツノシッポがチャームポイントである。厳しくも柔和なヒロインが多いcroriin先生作品の中でも屈指の威圧感があり、現実に目の前に来たら腰が抜けそうな威容をお持ちである。師匠はハセに休みのない指導を施す。ハセはcroriin先生ボーイズらしくMっ気が強く、過酷な修行とストイックに向き合ったていた。しかし日を追うごとにホセの中に「煩悩」、師匠を手籠めにしたいという情欲が強く目覚め、エロ妄想に耐える日々を送っていた。月日は流れ弟子入り3年目のアニバーサリーデイ、師匠は「修行を次の段階に進める」と告げ、服を脱げとハセに命じた。

人には人の気功術

ここで気功の話を。気功は字のごとく呼吸法を中心とした心身鍛錬法、健康法である。バランスをモットーとする陰陽五行思想の体系化の一つとして古くから存在していた。実際に広まったのは戦後で、民間療法として様々あった手法がある程度まとめられた。文化大革命の時期には抑圧も受けている。動作を主体とする「硬気功」は武術をルーツとする太極拳と重なる部分が大きく、いま気功を習得しようと思ったら太極拳道場に行った方が話が早い。気功と太極拳には「抱球(パオチュウ)」という基本動作があり、身体の前にあるボールを両手でコロコロ抱えるような動きになる。この動きは奇しくも竜人に伝わる幻の気功術にも伝わっているらしく、本作冒頭でハセが気を練っているのもこのスタイルだと思われる。繰り返すが本作ではバトルシーンは描かれていないため、練った気をどう「武の一部」にするかは不明である。

時空を超えたNTR

重厚かつストイックに見える二人が織りなす本作のテーマは「時空を超えたNTR」である。冒頭から語られているようにハセには「兄弟子」にあたる伝説の武人がおり、老師スイヒが唯一弟子として輩出した男である。本作を時系列に解きほぐして語ろう。スイヒ師匠はこの兄弟子に稽古をつけていたが、所詮人間という種の限界で「子供だましの真似事」にしかならない事に気付いた。竜人の気功そのものを弟子に直接注入する必要があった。最初からこの結論にたどり着いていたかは分からないが、性器の接触による気功の波長と感情の同期、要するに「セックスして両者イけると伝わる」ことが分かる。数百年前にこの結論に至った二人はそれを実践し、強靭な肉体だけでなく食事を通して人の身体にセックスに耐えうる精力をつける必要があると学んだ。なんだかんだイケた兄弟子は、竜人の気功を宿したぶん何らかの武功を遺す。その一方で寿命の絶対的な違いからスイヒは血を分けた弟子の死を看取ることになる。意外にもウブい師匠はその弟子に操を立てたのか、それ以降山に籠り人間の弟子を取ることを辞めたのだった。しかしそこから数百年後、伝説を頼りにスイヒのもとを訪ねたハセは「昔の弟子(かれ)と同じ目をしていた」。身体の奥が疼いたスイヒは「適合の修行」のことを伏せ、ハセに前提条件である肉体と精力の鍛錬を課したのだ。

三年我慢プレイ

6ページ、スイヒが「とうに逃げ出すか…夜這いに来ると思っていたのだけど…三年我慢できたようね」とハセのことを認めるセリフ。もともとスイヒは修行について「一年でも…十年でも…死ぬまでかもしれない」と告げており、三年という期限の設定はしていない。そしてこのセリフからは「夜這いに来る」ことを薄々想定しており、来たからと言って叩きだすというニュアンスを感じない。実は「三年我慢した」のはハセだけではなく、スイヒ師匠自身のことなのかもしれない。一目逢ったその時に、もう彼女はこの日のことを考えていた。二人目の人間を抱くことについて、かつての兄弟子に対する想いを割り切る必要はあったろうが、三年もかからなかったと思われる。どこかからは「早く私を抱きに来い」と思っていたのかもしれない。本人は隠しているつもりでも、数百年生きて来た竜人にとって年端もいかない男のスケベな目線はすぐ分かる。身体も精力も十分に仕上がっている。しかしスイヒが思う以上に令和時代の男子の自己抑制は強かった。6ページから始まる「次の段階」は、「自分から言い出すのも恥ずかしい師匠が根負けして、本人も覚えていない記念日にかこつけて弟子をHに誘った」と味わえる。少し逸らし気味な目線も、やたら説明口調なのも竜人なりの照れ隠しだ。突然の据え膳にタガが外れたハセの乱暴な交合も、間をあけず求め続けるハセの情熱も、徐々にコツを覚えてイイ感じに仕上がってくる性技も、スイヒ師匠にとっては最高のスパイスだったのだろう。しかしそれは同時に前カレとの悲しい別れをもスイヒに思い出させる。17ページ、ハセ自身も伝説の兄弟子との「穴兄弟」という事実に思い至る。それを感じ取ったスイヒは「貴方と昔の弟子(かれ)は違う、もう…昔のことよ」とハセと自分自身に言い聞かせ、ハセの目を見て「イカせて…くれる?」と正直に伝えた。そして成し遂げた事後、改めて兄弟子のことをハセに話した。そして「愛弟子」という言葉で精一杯の儚い愛情をハセに伝えたスイヒの流し目で本作はオチる。croriin先生持ち前の説得力とヒロインのどこか物憂げな姿態、大柄な二人の武人が執り行うダイナミックなエロシーンはいつもながら読者の魂に訴えかけてくる。どこかほろ苦い、でも温かい。またひとつ隙の無い名作に出逢えた。

あらすじ

武闘家としての極みを求めたハセ・ランドルフは、数百年前に竜の気功術を会得した拳法家の噂を聞きつけ、その師匠であるスイヒ老師に弟子入りを志願した。強い眼差しに根負けしたスイヒは弟子入りを受け入れ厳しい戒律のもと修行をつける。修行をものにするハセは、日に日に高まるスイヒ師匠への劣情だけが抑えられなかった。3年目、スイヒ師匠は「適合の修行」を始めるため、服を脱げとハセに命じた。

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