バーニラ即日高成長! [Croriin] S♡EXpチャンス!EX (快楽天 2025.02)

copyright 2024 ワニマガジン Croriin

タイトル	S♡EXpチャンス!EX
作者	Croriin
掲載誌	快楽天 2025.02
ページ数	12
ヒロイン	バニラ・ラッセル
竿役	ソダテ
発射数	3
公式タグ	けもみみ / パイパン / ニーハイ・ニーソ / ファンタジー・SF / 三つ編み / 中出し / 処女 / 巨乳 / 淫乱 / 異種間
修正	白抜き修正

快楽天が配信されいよいよ年の瀬である。今回2月号は30周年としてぶっとい画集が付録になっていると聞いている。komifloの民であるがここは是非とも紙雑誌も買いたいと思っている。さて今回はcroriin先生が異世界から降臨された。配信を見てない快楽天読者への福音となる後日譚作品をご紹介したい。

前作レビューはこちら

救世主はぐれ様と聖女クレア様

本作は異世快楽天vol23で登場した「S♡EXpチャンス!」の百年後の物語である。説明がある通りこの世界はレベルアップへの必要経験値が1億と非常に高く、Lv.1のパラメータで狩れる敵では生涯かけてもレベルが2に上がらないというゲームデザイン上の大問題を抱えていた。そんな世界でプリーストとしてスライムをべしべし叩いていたクレアさんが、現世から転移してきた葉暮養一(はぐれよういち)という男を拾ったところから始まった。彼の精液には、受けた人間に精子の数だけの経験値を与えるというとんでもないチート仕様があり、クレアはそれを受けてみるみるレベルアップしたというのが本作時間軸での「創世神話」である。彼はいわゆる「転移者特典」としてのチートスキルを有していたのだが、これは上記の経験値ドリンクバー性能ではない。私も忘れていたが彼の固有スキルは「欲情の魔眼」、目を見た女性を魅了し性欲を爆発的に高めるスキルなのだ。本来身持ちの固いプリーストのクレアさんが一も二もなくチンコにがっついた理由である。そして二人が付き合った当初の理由は経験値ではなく「プリーストは伴侶以外とセックスしちゃダメ」だからだった。正確に言うとクレアさんは「はぐれと結婚するしかない」ではなく「ヤッてしまった事を内緒にしたい」という理由で葉暮を匿ったのだ。このあと彼女の経験値は過去に例がないほどグングン伸びた。これはひとえにクレアさんが覚えたてのドスケベだったからなのだ。ついにカンスト(Lv.99)を迎えてしまうのだが、それでもなおクレアは葉暮を手放すことを拒んだ。前述の通り葉暮は固有スキル「欲情の魔眼」で誰でも食い放題なのだが、岩をも砕く最強レベルのクレアの腕力は誰にも止められなかった。

百年の闇

前作エンドではクレアからの逆プロポーズまでしか描かれていなかった。以前紹介した「嘘と雨」や「悪魔の花嫁」では「持て余すほどの能力を持つものは隠れて穏やかに過ごしたい」というcroriin史観が表れていたのだが、クレアさんは意外にも権力欲つよつよだったようだ。本作EXまでの経緯を推察するに、クレアさんは誰もなし得なかったLv.99の力を独占して魔物を一掃し世界を制圧したと思われる。そして「聖女」と呼ばれたクレアさんが全世界に命じたのは「男の転移者を探せ」だった。実は「精子=経験値」なのは葉暮のみがもつスキルではなく転移者の男性全員が持つ能力だと判明したのだ。ここは大変重要な点である。この仮説を検証するためには最低限以下の検証が必要になる。

• それがクレアさん自身の特殊スキルではないこと
• 他の転移者の精子でも能力が発現すること
• この世界の男の精子にはこの能力がないこと

「クレアさんと葉暮くんは他の誰かと精液交換してはいけない」という前提を崩さずにこれらの仮説を全て検証することは論理的に不可能だ。この世の覇者となったクレアさんは聖職者としての倫理から解き放たれたのかもしれない。併せて本作舞台となる「冒険者養成女学校」を設立するにあたっては、

• 全ての女性は転移者の精子でレベルアップする

という検証もまた必要だ。これも全て善意と同意の元で行われたことかは定かではない。いずれにしても制度としての女学校を発足させ機能させるにあたって、次の布告がなされたはずである。

• 全ての転移者は本人の同意なく国家に隷属し冒険者養成女学校での性奉仕を義務付ける

レベルアップの仕組みが解明された以上、転移者は貴重であると同時に、魔物以上に厄介な存在となった。突然現れた1人の転移者がレベルカンストの女軍団を簡単に作れてしまう。国家権力を維持するためには転移者を「保有」するだけでは不十分で、何が何でも「独占」する必要があるのだ。実際に冒険者がこの世界にこれ以上必要なのかは定かでないにもかかわらず、権力保持と「転移者狩り」のために戦士が量産されている。これが「嘘と雨」で描かれた、満谷信という「少年」をレンティア・ラランカお姉さんが嘘をついてでも庇った理由の一つであり、本作の特別教員ソダテ氏の目隠しの奥の悲哀でもあるのだろう。

バーニラバニラ即日挿入、バーニラ即日高成長!

それはそれとして、本作ヒロインはウサギ耳のバニラ・ラッセルちゃんLv.1である。クレアさんには明確に人間型の耳があるのだが、本作世界では皆ケモ耳をもっている。本作は12ページの小品だけあって、巨乳にコルセット、ショートパンツに黒ストッキングとセクシー要素モリモリで早々にエロシーンとなる。Lv.1だからといって男性経験が無いとは言い切れないのだが、少なくとも異世界男バージンだ。しかし初手から生挿入。世界線の説明をしながら1発、そして仁王立ち手コキからの舌射となる。見ている分には大変どエロいのだが、口でシてくれるわけでもない目隠し状態での仁王立ち手コキというのは少々寂しい気がする。そしてスキルアップしたバニラちゃんは騎乗位での追加授業。1発目が3億1975万0320EXP、2発目が3億2375万9826EXPで、3発目は2億3356万8261と少々薄くなってきたところを、「パワーチャージ」いう名の搾り上げスキルで7億4932万0302EXPというおよそ精子数では説明のつかないエゲツナイ量の経験値を巻き上げる。総額13億9283万0448EXP。参考までに、FF14でレベル1から100まで上げるのに必要な経験値が3億2649万2270EXP、ドラクエ3で勇者がレベル99に上がるのに必要な経験値は1億9032万1421EXPである(全職業カンストするには21億0456万6693EXP)。精子のありがたみ、そしてこの世界がいかに歪かがよく分かる。最後に前回レビューした際にも書いたことだが、本作のレベルアップには「膣内」という条件がない。前作でも本作でも経口摂取可である。前作の葉隠くんの「欲情の魔眼」は女性にしか効かないと書いてあるのに対し、経験値に関しては対象が女性であるという縛りは明言されていない。前作ではクレアさんの貞操観念と独占欲で説明できたが、本作においてはなおのこと、「成長するためなら飲める」という男冒険者、そして「経験値なんかどうでもいいから味わいたい」という紳士も居るやもしれない。ソダテ先生の目隠し仁王立ち手コキはこういう意味もあるのかもしれない。

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