陰謀論の楽しみ [fu-ta] おしずかに! (COMIC BAVEL 2025.09)

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copyright 2025 文苑堂 fu-ta

タイトルおしずかに!
作者fu-ta
掲載誌COMIC BAVEL 2025.09
ページ数30
ヒロイン岬先輩
竿役温水
発射数1
公式タグおさげ / めがね / オナニー / タイツ・パンスト / 三つ編み / 中出し / 先輩・上司 / お姉さん / 学園 / 学生 / 淫乱 / 潮吹き / ミニ系・小柄 / 陰毛
修正白抜き修正

連日暑い日が続いている。外に出るのは危険ということで2回に渡ってBAVELから図書委員モノをお送りしたい。掲載順で本日はfu-ta先生の作品をご紹介する。

図書委員

次回ご紹介するオジョウ先生の作品と同じく、図書委員の女先輩が誘う冒険譚である。学校における委員会活動の中で、体育委員や文化祭委員などイベント対応のものは短期集団行動になりがちで恋愛は出来てもエロに至るルートが難しい。エロ漫画で多用されがちなのは、何らかの権力を振りかざす生徒会役員・風紀委員、そして図書委員だ。生徒会には私室があるのが大きい。「風紀」という言葉にはアンチエロという意味合いがあるため、逆説的なエロ展開に持っていきやすいという利点がある。これに対して図書委員は私も経験があるが、何故か男女ペアで当番制を組むことが多く、人気の少ない静かな部屋のカウンター並びで暇な時間を過ごす事が多い。部活と違い主体的にやる事が無いので、低コミュ力でも挽回のチャンスが多い。会話の引き出しがマッチすれば一気に距離を詰めやすい。エロ抜きにしても短編のロマンスにうってつけである。もしエロい雰囲気に持ち込めた場合も、図書室にはだいたい鍵がかかるバックヤードがある。出逢いから本番まで、トータルパッケージでご提案できるのが図書委員の強みである。ちなみにエロシーンの事だけを考えるなら保健委員という手があるのだが、このパターンは不思議とあまり見たことがない。保健委員同士で仲良くなる機会があまりなく、女子の介抱は女子保健委員がするのが自然だからだろう。

陰謀論の楽しみ

入学後いきなり図書委員に配属された竿役の温水くんは、ヒロインの岬先輩と組むことになる。岬先輩の好物はオカルトであり、「陰謀論の楽しみ方」という本を愛読していた。「陰謀」とは二人以上のプレイヤーが秘密裏に行う計画のことで、犯罪性・故意性を含むものとされる。多人数が絡む大きな陰謀は一般にどこかから秘密が漏れバレやすい。対して「陰謀論」は完全に秘匿されている事が必要条件である。計画の重大性・意図・手順などが論考されるも直接的決定的な証拠だけが得られず、証拠隠蔽の理屈(物証が無いことが陰謀の証拠)まで完備される。このため陰謀論への反証は悪魔の証明になってしまい、内部的には首尾一貫してしまう。ここに陰謀論を楽しむ余地があるわけだ。UFOだろうが催眠アプリだろうがふたなりサキュバスだろうが、存在するとしたらどういう理屈と手法で自らの存在を不可知にできるかを考えようという遊びである。温水くんが陰謀論の醍醐味に触れたかは定かでないが、岬先輩とのオカルトトークに惹かれていることは間違いなかった。そして二人は知ることになる。セックスはオカルトではなく本当に存在するということを。

小鳥遊さんと米田くん

図書室の本棚は大抵身長より大きい。そのためあちこちに死角ができる。ある日温水くんが先に来て図書整理に励んでいると、閲覧机でカップルが乳繰り合いを始め出した。fu-ta先生作品で「学生同士」「ヒロインが白髮ロング」「竿役が黒髪ツンツン」の条件を満たす作品として「かたハメ」(「びんかんsyrup」収録)の小鳥遊・米田ペアが挙げられる。小鳥遊若菜さんと米田タケルくんは普通に距離を縮め本番を迎えんとしていたが、小鳥遊さんのアソコがあまりにもキツキツで断念した。そこで一ヶ月時間をかけてほぐしていくと米田は提案する。以降はfu-ta先生作品ご期待通りの展開だ。小鳥遊さんは何時でも後ろ髪をくくっており、米田はブレザーなのだが、拡張工事を図書室でもヤッてそう感はある。

まるだしペッティングを見せつけられた温水は、無粋なことにならないよう匍匐前進でカウンターに戻ろうとする。そこで温水が見たものは、ひとり黒タイツの下に手を伸ばし息を荒げる岬先輩だった。10ページ、イキ声をあげるカップルに合わせて岬先輩は息を殺し絶頂を迎える。このまま黙っているわけにもいかない温水が岬先輩に声をかけ、「ふやぁ!!!」と大声を上げる岬先輩、そして慌てて逃げ出すカップル。結果として図書室に発情した二人が残された。

言葉責めはおしずかに

意外というと失礼だが、fu-ta先生スタンダード通り本作も温水君が攻める。カップルの光景を見たまま温水は岬先輩の乳首を責め始める。本作は下準備が進んでおり黒タイツの下は既に仕上がっていた。「じゃあこの硬くなってきてるところはなんです? どんどん硬くなっていくんですけど?」岬先輩は特にイジワルキャラでは無いはずだが、温水くんは準備していたかのように言葉巧みに責める。22ページ、例によってバックヤードを水浸しにしたのち、半ば温水くんの指示で岬先輩が挿入する。タイツもパンツも穿いたまま、いわゆるタイツ破りずらしハメである。アエぎ狂う岬先輩に、温水くんは何も言わず「おしずかに」サイレント中出しをキメる。事後、夕暮れの廊下、羞恥心で顔を合わせられない二人。岬先輩がそっと温水くんの手を握り「せ…責任は取ってくださいよ温水君…♡」と告げたところでオチとなる。図書委員同士らしい淑やかなヒロインと、語彙力強めな竿役といったところか。比較的はっちゃけたキャラが多いfu-ta先生ガールズの中では少数派であろう、おしずかさが映えるBAVELらしい上品な甘さの作品である。

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