You’ve broken my heart [西沢みずき] 素直になれなくて (快楽天 2023.06)

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copyright 2023 ワニマガジン 西沢みずき

タイトル 素直になれなくて
作者 西沢みずき
掲載誌 快楽天 2023.06
ページ数 24
ヒロイン 鮎川ゆいな
竿役 タクヤ
エロページ位置(割合) 11 – 23 (54.2%)
発射数 2
公式タグ フェラ / 中出し / 制服 / 学園 / 学生 / 幼なじみ / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / 背徳・インモラル / 野外・露出 / 陰毛
修正 白抜き修正

インモラル?

凄まじい更新頻度の西沢みずき先生の新作である。タグの大幅再編成により本作は12タグついているのだが、「制服」「学園」「学生」「幼なじみ」「恋愛」の連打を見ると、どのような検索を想定されているのか若干不安がある。「フェラ」「中出し」「陰毛」も対象作品が多すぎるのではないか。そして一際目を引くのが「背徳・インモラル」である。既読の方に伺いたいが、本作にインモラルさを感じた読者は非常に少ないのではないだろうか? 準備室でのプレイのことを指すと思われるのだが、このタグに期待される「モラル」は、近親や教師と生徒、借金のカタに妻を差し出すという類の規範であり、公衆衛生(パブリックスペースで淫行するな)の話では無いと思うのだが。ここを除けば本作の絡みは少なくともエロ漫画基準では極めて模範的であり、学生とは言え18歳の男女の同意の上(何なら母親も)でのセックスはインモラルではない。逆に、私が直感的に本作の検索に必要と思うタグは「しつけ」ないし「逆転」なのだが、これは付いていない。まだタグの増加に伴う過渡的な対応と思われるのだが、改善を期待したい。

Like or Love?

本作のヒロインは鮎川ゆいなと言うのだが、序盤はずっと名字で呼称される。「竿役は名字、ヒロインは名前」がエロ漫画のスタンダードだと思うのだが、本作では逆になっている。そして鮎川といえば昭和のおっさんにとってはこちらの彼女が思い起こされる。「きまぐれオレンジ☆ロード」である。黒髪ロングであり、作中ずっと鮎川呼びされていた所も共通点だ。ちなみにこちらはダブルヒロインなのだが、本作は鮎川ゆいなで決まりである。


上記の通り、なれそめからセックスに至る流れにエロ漫画基準でどこも疚しいところは存在しない。ただただヒロインが不器用なだけである。タクヤくんは幼少のみぎり昆虫好きだったそうなのだが、それを鮎川にからかわれたのがトラウマの本体だと述懐している。かたや鮎川さんは何故か昆虫好きで図鑑を読み耽るタクヤにキュンとして惚れ込んだと語られる。インモラルな要素は微塵もないが、鮎川さんが単に変な屈折をした子である。

後悔は要らない 手を取り合って

鮎川さんは最初と最後にそれぞれタクヤのケツを蹴っ飛ばす。こちらは「リコリス・リコイル」のOPでキャッチーだった一コマ(元ネタは映画「スタンド・バイ・ミー」)を彷彿とさせる。こちらは蹴られた側に非があるのだが、本作は蹴った側にしか非がない

なお本作には処女タグも童貞タグもない。タクヤくんは意外ではあるがともかく、一途だと主張している鮎川さんはどうなのか? おそらく本作の構成上、タクヤの部屋では口内射精でフィニッシュしたあと、いきなり旧校舎エッチにすっ飛んでいるのだが、この間にもっとノーマルな初体験が入っていたと考えるしか無い。さすがに校内で計画的に初体験というのは描写が過剰過ぎるため、少しこなれた後の二人ということにしておきたい。色々余計なことを書いた気がするが、本作のヒロインは(元ネタへのリスペクトか)かなり気合が入っており、普通に目を惹く美少女である。最後にイヌの首輪をつけていたりと、とっちらかっているのだが、プレイ自体はオーソドックススタイルで誰が見ても実にエロい

あらすじ

タクヤは幼なじみの鮎川ゆいなに昔からいじめられトラウマになっていた。しかし18歳の時に鮎川がラブレターを渡してきた。何か裏があると感じたタクヤは受け取らず家まで逃げたのだが、既に鮎川が家で待っており母親も篭絡されていた。改めて鮎川に真意を聞く。鮎川はタクヤのことが昔から大好きで、性的なおもちゃにされたいとさえ思っていたと告白し、タクヤのチンコをズボンから引きずり出す。

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