copyright 2023 コアマガジン 梅久
タイトル | もものたべごろ 後編 |
作者 | 梅久 |
掲載誌 | HOTMILK 2023.05 |
ページ数 | 20 |
ヒロイン | 奈々・寧々 |
竿役 | ぱぱ |
エロページ位置(割合) | 5 – 18 (70.%) |
発射数 | 1 |
公式タグ | 処女 / ミニ系・小柄 / 貧乳・微乳 |
修正 | モザイク修正 |
HOTMILKあまめ
桃がたり
本作は桃、そして桃の種が効果的なアイテムとして描かれている。桃はピーチであり、ひな祭りの花であり、尻であり、エロである。エロ業界で何よりも多用される果物と言える。他には部位別にスイカだったり、ザクロだったり、はたまたバナナだったりするわけだが、桃には敵わない。桃は植物分類上はバラ科サクラ属で、果実分類上は「核果」と呼ばれる。核果は中央に大きな種のあるのが特徴で、他にスモモ、さくらんぼ、あんず、プルーン、梅などがある。ちなみにビワは「仁果」というリンゴと同じカテゴリに入る。桃は3月から4月にかけて花が咲き、7月頃から収穫が始まる夏の果物である。
本作は近親の話なので系図についても語るぞ。桃色というのは日光にあたって熟した皮の色であり、日本で食される桃の実の色は白い。これはその名も「白桃」という品種が源流にある。明治32年に岡山県で発見された品種で、日本の気候に適した品種なため爆発的に普及した。ちなみに桃の原産国は中国である。白桃の娘で現在2位の作付面積を誇る横綱級の品種が「白鳳」で、こちらは昭和7年に神奈川県で作出された。なめらかで酸味の少ない味が好まれ、現在桃の生産量1位の山梨県で穫れる主要品種だ。では現在1位の品種は? 背徳的にも白桃と白鳳の娘である「あかつき」だ。人気品種の交雑種は盛んに試験されたが、福島県で作られた「あかつき」が大玉に育つため親を上回り普及した。福島県で生産される桃の大半がこちらである。さんざん桃はエロいという話をしたのだが、桃モチーフで日本一有名なキャラクターは何故か男なのだ。桃太郎伝説はあちこちにあるらしいのだが、岡山というのが定説だろう。岡山県も関西一の桃の産地なのだが、「清水白桃」「白麗」「おかやま夢白桃」など岡山の桃は皮から白い。これは実ごと袋掛けをして日光を遮断しているためで、高級品が多い。皮も実も黄色いものを黄桃と呼び、この代表である「黄金桃」は長野の名産である。白桃より実が固くねっとりとした食味だ。
ももエロ!
なぜ桃はエロいのか? 無いものもあるのだが、桃の皮には産毛が生えており、毛が生え揃っているものの方が良いらしい。エロい。桃狩りをした事のある方は分かると思うのだが、完熟する前の桃は結構硬い。硬くても甘いものは甘いらしいのだが、やはり食感は落ちる。そして熟するたびに桃は柔らかくなる。エロい。そして強く押すとそこから傷むため、桃は原則お触り禁止である。桃の収穫はつる部分を切るのではなく、下からそっと手を添え、持ち上げながら軽くひねるとつるが自然に取れ、手に重さがかかる。思わずヨダレが出るほど桃はエロいのだ。
素材の良さを直送で
本作はエロいのだが倫理的にアレなので多くは語れない。双子と一緒にエロいことをする話はエロ漫画の定番なのだが、「双子の処女を時間差で頂く」という悪魔的発想は初めて見た。しかもタマタマではなく年単位で狙って、というのだ。同年代の彼氏が二人共食っちゃうというプロットだと、「別れるのにわざわざ同じ顔の双子に乗り移るか?」という部分が処理しづらい。なので親戚、いやもう実父にしちゃおうという凄まじい割り切りである。双子のロストバージンを同じ竿が時間差で2回やるということは基本的に同じ絵面になることを意味するので、前後編にしそれぞれ別のエロ漫画にしたというのも頷ける。効率的でもある。それだけだと繋がりが薄いので、「熟成」という概念の象徴として「桃の食べ頃」をテーマにしたということだろう。よく出来ていると思うが、鬼畜なのは否めない。特に先にヤリ捨てられた奈々に救いがない。複雑な背景を乗せて言い訳はできたかもしれないが、どストレートに素材の良さを突きつけた作品と言える。
あらすじ(前作も含む)
二人の双子の娘、奈々と寧々を育てる父親は、三人で幸せに暮らしていた。ただ、寧々は自分が家を開けている間に奈々とぱぱが関係を持っていることに薄々気づいていた。ぱぱはベッドに行く前に奈々に桃を食べさせる。「収穫」の合図だ。既に奈々を性的に開発してきたぱぱが、奈々のまだ幼い処女を賞味する。娘とのセックスを堪能したあとで、ぱぱは奈々との関係は今日限りだと一方的に告げる。数年後、セーラー服を来た寧々によく熟した桃を食べさせる。
紹介した作品の単話はこちら(後編です)!!
220円
掲載誌はこちら(前篇・後編)
1,180円
1,180円
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770円