copyright 2023 ワニマガジン 西沢みずき
タイトル | 燦然と |
作者 | 西沢みずき |
掲載誌 | WEEKLY快楽天 2023 No.14 |
ページ数 | 20 |
ヒロイン | 黒崎(まりりん) |
竿役 | 篠原一心 |
エロページ位置(割合) | 8 – 19 (60.%) |
発射数 | 3 |
公式タグ | ギャル / 制服 / 女性上位 / 学生 / 巨乳 / 淫乱 / 脚フェチ / 褐色・日焼け |
修正 | 白抜き修正 |
西沢みずき先生の最新作をご紹介する。西沢みずき先生は単行本以降凄まじいペースで量産を続けておられる。しかも回を追うごとに僭越ながらクオリティが上がっているように感じる。本作も20ページと短めながら場面展開が多く多彩なエロをご提供いただいている。
そう、 何ものも わたしの世界を 変えられはしない
本作のヒロイン「まりりん」こと黒崎さんは、褐色巨乳ミニスカという非常に盛ったキャラである。とにかく素行の悪さを体現したようなキャラに仕上がっており、当然のように髪はブリーチしている。対する篠原一心(34)もエロ漫画の竿役らしい無個性な壮年男性に仕上げている。この男、とにかく踏まれたいらしく、わざわざ裏垢で自分を踏んでくれる女王様を募集している。性癖がキモい分、見た目はどノーマル仕上げである。合わせ技だが、この名前からどうしてもこいつが思い起こされる。性格も性癖も重なる部分は無いのだが、自己犠牲のどM感だけは共通と言えるだろうか。
この黒崎さん、教師に怒鳴られようが、出会い先で教師に出くわそうが一切動じない。学生にしておくのが惜しい傑出したS魂の持ち主である。それだけでなくノリノリでエロいことをしてくれる、女王様というか女神様と呼びたい。踏んでほしいと申し出てきた初見のキモ男に対して、ラブホについて自分は腰掛けたまままず男を正座させて金払わせて自分で脱がせても良いようなものだ。それを男が脱ぐ前から、何なら金銭授受の前からマッパになってくれる。この状況で身バレしてもどこふく風というのは凄い。「最悪アタシは退学でも問題ない」これがどこまで本気なのかは分からない。ネタバレになるが、黒崎さんはバカ親の借金返済(もしくは何らかのお金の工面)のために身体を売っていたと分かる。高校だけは行くべきだというのが誰の考えかは分からないが、少なくとも金策に走りつつ通学を続ける意志はあったのだから、退学は避けたかったはずだ。にもかかわらず、当の教師に対して即興で、しかもパンツを下ろしている最中で表情一つ変えずハッタリをかませるのは凄い。似たような修羅場をくぐってきたのかもしれないが、年季が違う。なお今回の支払額は3万円のようだ。
世界一嫌いだと言ってくれ
「SMのSはサービスのS」という言葉があるくらい、SMプレイはS側の献身と創意工夫に支えられている。M側はつまるところ受け身であり、Sが適切な嗜虐を与えられなければプレイは成立しない。M側のリアクションは必要だが、リードするのは違うのだ。教師一筋12年の篠原先生はこのへんのところよく分かっていらっしゃる。それに対して、わざわざ言わなくてもいい「体育があったから汗臭いかもしれない」足を顔に持っていく黒崎さんのサービスクオリティは本当に高い。Mっ気がなくても「ご褒美っ」と言いたくなる。
個人的には若干蛇足とも思えるが、トラブルに巻き込まれた黒崎さんを教師として割って助けに入る篠原先生のくだりがある。「あんなんで金取ろうなんて虫が良すぎる」というクレームだが、ここまでの黒崎さんのサービスからいて到底納得できない。「教師として金が必要な生徒を助けてあげたい」と殊勝なことを言うのだが、黒崎さんにホテルで剥かれ、金のかわりにHなことしてやるのが「最適解」とまで言われる。何の反論もない。卒業式のシーン、「がんばれよ」という篠原に「お前もがんばれよ」と吉本新喜劇のように返される。どこまでもスキのない女神の晴れ姿を見た。
あらすじ
教師一筋12年の篠原一心(34)は、見た目と裏腹に生徒指導に手を抜かない熱血教師であった。しかし黒崎という女生徒は注意しても全く意に介さない。それもそのはず、篠原はどM欲を満たすための裏垢「私を踏んで」で知り合った「まりりん」こと黒崎と密会していたのだった。どM嗜好がバレた篠原は、黒崎に完全に尻に敷かれる関係となり、今日も生徒指導室で足コキをされる羽目となった。
次から次へと名作! 西沢みずき先生の作品はこちら!!
1,210円
1,210円