帰ってきたレモンサワー [イゲドアハ] ポメラニアンと発情期 (BEAST 2023.07)

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copyright 2023 ワニマガジン イゲドアハ

タイトル ポメラニアンと発情期
作者 イゲドアハ
掲載誌 BEAST 2023.07
ページ数 27
ヒロイン 下瀬茜
竿役 猪又源
エロページ位置(割合) 8 – 26 (70.4%)
発射数 2
公式タグ フェラ / JD / カップル・夫婦 / 後輩・部下 / 恋愛 / 温泉・お風呂 / 潮吹き / 金髪・茶髪 / 陰毛
修正 白抜き修正
既に紹介した気になっていたランキング一位の名作について未レビューであったので遅まきながらご紹介させて頂きたい。イゲドアハ先生のシリーズ3作目である。前2作については単行本「マイガール・マイボーイ」に掲載済みなのでぜひ御覧いただきたい。当ブログでもレビューさせていただいた。
 

ポメラニアンでてくる?

既に既作をお読みの前提で書かせていただく。1作目タイトルが「ポメラニアンとレモンサワー」2作目タイトルが「ジャッカルとポメラニアン」となっている。作中とくに名言はないが、ポメラニアンがヒロイン下瀬茜、ジャッカルが竿役の猪又源を表していると考えられる。2作目のエピソードをきっかけに二人は交際を始め、2作目エンド(4年後)で下瀬家のご両親に会いに行くというシーンでオチている。つまり物語としては完成されているのだが、初コミックスで茜はカバーガールを務めたうえ、描き下ろしでも二人の交際期間の定点観測が描かれている。Komifloでも掲載時大人気で、既にハッピーエンドであるにもかかわらず続編を求める声の強い人気作品だ。

帰ってきたレモンサワー

本作は上記の交際開始(2作目)から一週間という時間軸である。最終的に猪又先輩はゲンくんと呼ばれるようになり、両親のご挨拶に向けてヒゲを剃り上げるのだが、この時間軸では2作目と変わらない風体である。なお二人の出会いのきっかけである居酒屋バイトは二人共続けているはずなのだが、この日は茜ちゃんは家で待機しており猪又先輩のバイト上がりから始まる。1作目の舞台は猪又先輩の家、2作目はデートからのラブホなので、茜ちゃん家は初登場である。また1作目冒頭の飲み会で茜ちゃんはへべれけに酔っ払いやらかしてしまったので、猪又先輩から「今後飲み会ではオレンジジュースのみ」と宣告されてしまう。2作目で小洒落た個室居酒屋に入るのだが茜ちゃんは確かにオレンジジュースを飲んでいる。1作目で茜ちゃんが飲んでいたものは不明なのだが、ジョッキに氷が入っておらずビールっぽい。その意味で実はレモンサワーも本シリーズ初登場である。基本的にここまでやらかし癖のある茜ちゃんだが、レモンサワーを飲んだにも関わらず本作ではこれといったやらかしが無い「実は酒強い」というのは邪推だろうか。

恋する女は綺麗さ

本作の見どころは僭越ながら「茜ちゃんのビジュアルの向上」である。女は恋するとキレイになるというのは誰が言ったか。1作目では比較的野暮ったい描写で、「美人ではないが愛嬌がある、そして懐く」というキャラの印象が強かった。酔いどれHシーンも敢えてグダグダで「本能の求めあい」というイメージだ。2作目はデートシーンであり「ちゃんと整えてきた」感を増している。しかしお互いの意識がまだ固まっておらず、手探り感が残るHシーンだった。本作はkomifloの感想でも「キレイ!」という声が上がるほど、玄関開けた時点から美少女である。お風呂シーンで髪を上げたところなど、少しきぃ先生を彷彿とさせるほどのお目々くりっくりのガーリーっぷりだ。シナの作り方や上気した表情など全てが格段に可愛くなっている。
 

洗濯機プレイ

16ページ、風呂場でのHに抵抗があったのかよくわからないが、洗濯機セックスを敢行する。私は少なくとも初めて見る。猪又先輩が無粋?にもコンドームを取りに中座している最中に、茜ちゃんが洗濯機に仰向けで乗っかってカモーンしてると想像すると少々面白い。洗濯機は構造上どうしてもある程度の高さが必要なのだが、試しに我が家の洗濯機に腰を振ってみたが全く届く気配がない。横から見る絵では投入部分が斜めに切ってあるのだが、挿入後に足を浮かせておりこれだと猪又先輩のチンコにかなり体重がかかりそうで怖い。「体勢つらい?」さすがに先輩が聞く。「ちょっと変えるか」まさかの更に抱え込んでのガン突き。この体位のまま一発目をキメる。2発目は普通にベッドで。お互いほぼ無言のまままぐわって果てる。
 

「楽しいな 下瀬」

事後。居酒屋バイトからの2回戦なのでテッペンは超えてそうな時間に、ラーメンを食べに行く描写で美味しくシメである。エロ漫画の事後ページというのは物語の伏線回収やネタバラシ、後日談などいろいろな用途で使用される。しかし本作の二人は既に幸せな結末が約束されており既にお開きである。ならばとレモンサワーのあと「締めのラーメン」というのは気が利いている。しかもこれがまた美味そうなのだ。本作で二人が訪れたのは深夜3時まで営業のワニラーメンという店だが、元ネタは「岐阜タンメン」のようだ。真ん中に乗っている赤い「辛味あん」も再現されている。ジャッカルこと猪瀬源は既にオッサンとして枯れ始めていたが、下瀬茜の不器用ながら力強い愛を受け止めると決意した。それでもなお愛の意味を測りかねていたジャッカルが、普段着で美味そうに食べる茜を見て、二人で生きる幸せを、愛を知る。その象徴的なシーンといえる。いくらでも続けられそうなリピートの声満載の作品だ。
 
 
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あらすじ(本作紹介より)

居酒屋の副店長、源は、ひと回り以上も年下のバイト・茜からの好意に戸惑っていた。ある日の飲み会帰り、酔いつぶれた彼女を成り行きで連れ帰ってしまい・・・。

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