百瀬 + 東雲 = [桃雲] このエロ漫画はフィクションです。 (快楽天 2026.07)

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copyright 2026 ワニマガジン 桃雲

タイトルこのエロ漫画はフィクションです。
作者桃雲
掲載誌快楽天 2026.07
ページ数27
ヒロイン百瀬
竿役東雲先輩
発射数2
公式タグフェラ / JD / 中出し / 処女 / 巨乳 / 後輩・部下 / 恋愛 / 手コキ / 淫乱 / 陰毛
修正白抜き修正

早速本日公開の快楽天から、巻頭桃雲先生の作品をご紹介したい。

マモノノヘヤ

本作は「鰐曲大学エロ漫画研究会」を舞台とした、若干メタ的な話である。研究会を主宰する竿役東雲先輩と同研究会のヒロイン百瀬さんが、自ら制作したエロ同人誌をワニケット107(通称冬ワニ?)にて売り上げを世に問うた。在庫を積み上げた東雲先輩と完売札を出した百瀬さん。常勝不敗の百瀬さんが「約束」として高級焼肉鰐々苑オゴリを勝ち取ったところから始まる。なお冒頭のエロ漫研のポスターは誰あろう桃雲先生の「マモノノヘヤ」だ。

JDオナホ化計画

焼き肉屋の席上、東雲先輩は断筆そしてエロ漫研の解散を宣言した。ワニケット107も年末開催ならば、3年の東雲先輩はもう就活を始める時期だ。ここから暫し百瀬女史の説教が始まる。引用しよう。

優れた漫画家は2つのタイプに分けられます。巧みな話術ネームで嘘を真実に見せる天才型と– 自己分析と取材で嘘にリアリティを宿す凡人型– 才能の差は努力で覆せるのです 創作フィクションにおいて重要なのは もっともらしい嘘をつく技術なのですから 凡人の先輩が向き合うべきは 感情の言語化を通した自己分析 そして… 徹底的な取材と観察によるリアリティの追求 …ではないかと

結果を背景にした論陣に東雲先輩は反駁する。百瀬さんが今日完売したらしい同人誌の表紙「生意気女子大生を痴漢で理解らせてみた」を突き出して「百瀬大先生はここに描いてあること全部経験しきたとでもッ!?」とセクハラ攻撃を試みた。しかしッ、百瀬さんは平然と「そうですけど」と認めた。まさかの回答に絶句する東雲。百瀬さんの前作「JDオナホ化計画」についても「概ね一年の時の実体験」だと答えた。数々のドギツいエロシーンが東雲の頭に去来するなか、対面していた百瀬さんが東雲の隣に座り膝に手を掛けていた。そしてそのままホテルに連れ込まれた東雲先輩は、百瀬さんが一年生の時に当時4年だった先輩に持ち帰られ徹底的に調教を受けた旨の説明をこんこんと受ける。そして東雲の「鬱勃起」に手を掛ける。百瀬さんは止まらない。同人誌の進行通り、「緊縛連続アクメ」の体験談を耳元で語る。14ページ、東雲先輩は手だけで射精させられた。そして新刊の痴漢体験について赤裸々に語り、男子トイレで無防備な股を開いておねだりするシーンを目の前で再現した。東雲先輩はついにキレる。怒ったのではない。自分を慕う後輩の聞くに堪えない性体験に「百瀬の初めての男になりたかった」、自分ならもっと優しく百瀬のことを愛せたであろう事への後悔、彼氏でも無い自分が勝手にそんな事を考えてしまう恥ずかしさ後ろめたさ、それらを覆い尽くす性衝動がゴチャゴチャに東雲の脳を犯していた。このあと考察に入るので先に書いておく。桃雲先生の描く純真無垢な美少女から放たれる濃厚な倒錯劇は観る者をこれでもかと駆り立てる。エロい。妄想の向こうでグチャグチャに犯されつつ、目の前の百瀬さんは挑発的な顔なのも心臓と股間にクる。綺麗い絵とドギツい文のハーモニーは、オチを読んだ後も実に効果的だ。今夜のオカズに間違いなくオススメできる。

天才型

以下ネタバレである。百瀬さんは処女だった。上記の百瀬さんの体験語りは全部ウソということだ。もう一度5ページに戻ろう。上記の引用文を語りながら、タレを漬けた焼き肉を真上に掲げる百瀬さん。一見すると焼き肉に滴る肉汁を「徹底的に観察」しているように見える。非常に説得力のある焼き肉の描写である。しかし、百瀬さんの目は焼き肉の上の空間を見ているように私には見える。これ以降、凡人型である東雲先輩は百瀬さんも凡人型である前提で語る。しかし違うのだ。私は映画「ユージュアル・サスペクツ」を思い出した。とある事件を追うクイヤンは、キントという容疑者を尋問する。キントは事件の顛末を詳細に語り、隠された真相についてクイヤンに明かした。真犯人を追うべくクイヤンはキントを釈放するが、実はキントの語った真相は取調室にある固有名詞を巧妙に組み合わせたデタラメであった。キントはまんまと逃亡したというオチである。そう。百瀬さんは「天才型」なのだ。東雲先輩に筆を折って欲しくなかった百瀬さんは、焼き肉を持ち上げたタイミングでこのストーリーを組み上げ見事先輩を手玉に取った。いわゆる「エロ漫画の知識」だけで自らの性体験を織り上げ、途中でツッコまれて破綻しないよう常に先手で刺激を与え続けた。繰り返すように経験の成した技では無い。自分が責められれば恐らくすぐボロが出る。だからこそ下着姿になってチンコに手を触れただけで射精に追い込む形に運んだのだ。

百瀬 + 東雲 =

そしてお分かりであろうか。本作のメタはここだ。「巧みなネームで嘘を真実に見せる天才型」とは、他ならぬ桃雲先生だということだ。桃雲先生はおそらく自己分析も取材も欠かさない方だと思う。このような性体験があるのかは存じ上げない。それでも上で描いたとおり「百瀬さんの告白」を迫真たらしめたのは、間に入った説得力のある陵辱シーンである。陵辱シーンも、詳細をぼやかした回想(と思わせた嘘)と、実際に東雲先輩が読んだ詳細な同人誌のコマを織り交ぜている。それだけではない。読者を引き込んだもう一つの要因が「東雲先輩」だ。心ここにあらず、肌を合わせてくる百瀬さんに冷静な判断が出来ない東雲先輩、8ページ、9ページ、11ページそして15ページで見せた虚ろな瞳こそが、百瀬さんの嘘を創作フィクションに引き上げたのだ。百瀬と東雲のタッグ、そこに隠されてるいるものこそ「桃雲」だという冴えたメッセージだ。

フィクション

本作タイトル「このエロ漫画はフィクションです。」は、ご存じの通りエロ漫画に限らず物語作品の公開時のある種の決まり文句であり断り書きである。通常この後ろに「実在の人物や団体とは関係ありません」という文句が続く。とくに法的拘束力は無く、よほどの社会派作品でない限り作り話であることは明らかなので特に意味の無い文言ではある。しかし登場人物が何らかの犯罪の被害者・加害者になったとき、その名前が読者の近しい人と被るとやはり気にはなる。無いよりはあった方が作者・読者共にもしもの時の安心が得られるかもということだろう。

さらにエロ漫画は私もときどき指摘するとおり、少なからず刑法や条例に抵触する行為が描かれがちである。特に性的同意年齢がらみを含めた注意書きが、雑誌の場合は概ね目次ページに小さい字で記載されている。Komifloでどうなっているか見ていこう。コアマガジンのホットミルクおよび濃いめでは次の通り。

●全ての作品はフィクションであり、実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。

●日本の法律では、同意があっても16歳未満の者と性行為をすれば不同意性交等罪に問われ、18歳未満の者と性行為をすれば都道府県の淫行処罰規定に該当します。

同じくメガストアも書き出しが「この物語は」で始まる以外はほぼ同じだ。「濃いめ」で18歳未満のヒロインが出てくることは希だと思うが、この規定は竿も含む。なお最も虚構性が高いと思われる外楽では1文目が「この物語はフィクションです。」だけで終わる。

文苑堂のCOMIC BAVELおよびダスコミでは次の通り。2023年に強制性交等罪は不同意性交等罪となり性的同意年齢が16歳に引き上げられているので、こちらはちょっと古い。コアマガジンの記述が正しい。

■本書掲載作品は全てフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

■日本の法律では、同意があっても13歳未満の者との性行為をすれば強制性交等罪に問われ、18歳未満の者と性行為をすれば都道府県の淫行処罰に該当します。

では本作掲載のワニマガジンはどうか。私は調べるまで知らなかったが、快楽天・失楽天・BEAST・ゼロスすべてにおいて、「このエロ漫画はフィクションです。」にあたる注意書きが無いのだ。目次以外のページも探したが見つけられなかった。Weeklyおよび異世快楽天はそもそも目次が無い。ちなみにバックナンバーも見てみたが、快楽天・失楽天・BEASTに関してはどうやら昔からこの文言は無いらしい。しかしなぜか紙時代のゼロスには注意書きがあった(強制性交等罪時代)。

■全ての作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。

■日本の法律では、同意があっても13歳未満の者との性行為をすれば強制性交等罪に問われ、18歳未満の者と性行為をすれば都道府県の淫行処罰に該当します。

ワニマガジンの、そしてゼロスのポリシーがあるのだろうか。なお快楽天・失楽天・BEASTには「本誌掲載作品の無断使用を禁ず」という但し書きは昔から入っている。ゼロスはなぜか配信オンリーの現在この文言も消えている。合っても無くてもダメなものはダメなのでいいのだが、面白い。

桃雲先生のフィクション?作品はこちら!!

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