ストイックな性欲 [エロ井ロエ] 絶滅危機回避ファイル 果美樹の実子の場合 (快楽天 2026.09)

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copyright 2026 ワニマガジン エロ井ロエ

タイトル絶滅危機回避ファイル 果美樹の実子の場合
作者エロ井ロエ
掲載誌快楽天 2026.09
ページ数26
ヒロイン果美樹の実子後藤
竿役0
発射数1
公式タグパイパン / ローション / ファンタジー・SF / 中出し / 処女 / 巨乳 / 異種間 / 褐色・日焼け / 金髪・茶髪
修正白抜き修正

本日も快楽天から、やはり本作には触れたい! エロ井ロエ先生の「絶滅危機回避ファイル」シリーズの最新作をご紹介したい。

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頑張れ! 希少種保全企業!!

シリーズの詳細については過去記事をご参照いただければ幸いだ。本作にも書いてあるシリーズ概説は以下の通りである。

舞台は様々な種族が繁栄する異世界。絶滅の危機に瀕する希少種の繁殖には、他種族と交配した場合にのみ相手の種族の子供が出来る「人間」が必要不可欠だった!! 頑張れ!人間たち!! 頑張れ! 希少種保全企業!!

要するに人間と交配した場合のみ「雑種」にならず、人間の遺伝子が交雑しない「純系種」になるという大前提がある。相手は動物に限らず、今回のように植物種であってもセックス可能であれば子を設けられるらしい。

魅了と催淫

漫画に限らず2次元エロコンテンツに「魅了(チャーム)」という能力ないしデバフステータスがある。サキュバスなど人外女子、場合によっては人間男子が対象相手に発動する。瞳を見せるなどが発動条件であることが多い。「魅了」を受けた相手は、発動者に異常な好意を持ち発動者のためになる行動を取るようになる。一般には「異性」を対象にとり、異性にのみ効く能力だ。相手を言いなりにする「催眠」と違い、対象が自発的に行動しているように見える。かかり方次第では「混乱」して自暴自棄な行動を取る場合もある。あまり説明されることは無いが、魅了は相手を好き好き大好きになるだけでは無く、好意を素直に赤裸々に表現するという特性が前提とされている。一方で本能が理性を凌駕する場合は「催淫」と呼ばれる。こちらは本人含めて誰も制止できず、欲求を満たす行為のみを強迫的に続ける。どちらもエロ漫画としては合目的であるため使いやすい。ただし「魅了」は術者がエロ展開を望まないといけないのに対して、「催淫」はそうでもない(はなから術者の意に沿わない発動も多い)点で使い勝手が異なる。本作は後者であるが、惹起するのが性本能ではないというところがポイントだ。

花粉と果実

毎回読者の予想を軽く超えてくる本シリーズ。今回の保護対象は果美樹かみき実子みこ、通称「果子かこだ。果子は種全体を表す語として用いられており、本作ヒロイン固有の名前は存在しない。竿役は「後藤」という。誰が呼んだかは不明だが保全企業として彼が今回の難任務に抜擢されている。彼女は生体の大樹から繁殖のためだけに産み落とされるヒト型の「果実」である。移動手段を持たない植物にとって、「有性生殖の多様性確保」と「生息域の拡大」は至上命題だ。前者は動物でも理解出来る概念であり、風媒花や虫媒花など花粉を広域に散布する生存戦略を種ごとに開発している。対して後者は、「親植物の根元に落ちた種子が成長すると、日光や水を親兄弟と取り合う生存競争が発生する」という植物独特の死活問題がある。農作物における「間引き」をしないと十分に成長出来ず共倒れのリスクさえある。この対策として植物種は多大なるエネルギーを費やして「果実」というものを形成した。果実のうち生殖に必要なパーツ(種)は僅かかつ固く保護してあり、その周りに動物にとって美味しく栄養価の高いパーツをふんだんに巻き付ける。これを動物に捕食させることによって、植物にとっての肥料となる糞便とともに種を広範囲に運搬させるわけだ。皮肉と言ってしまうが、植物はそこにあるモノを根から吸い浴びるだけなので味覚も嗅覚も存在しない。自然淘汰の末に、自分で上手く作れたか分かりようも無い、甘く香り高い果物を毎年大量に実らせているのだ。

食べちゃいたいくらい

エロ井ロエ先生の慧眼はまさにここである。動物と比較すると「セックス=受粉」「妊娠=果実」である。このため植物種のエロ話は受粉の部分に集約しがちである。しかし本作は「果実の拡散」のプロセスを皮相的に擬人化している。本作ヒロインの果子さんは配偶子つまり「めしべ」であり、生殖には男性とのセックスが必要になる。しかし進化の手違いにより果子さんは「果実」として産まれてしまう。果子香かここうというフェロモンにより男性を惹き付けるだけでなく、女性も魔物も、あるゆる存在を捕食対象として呼び寄せてしまうのだ。あくまで誘引効果であり実際に食べて美味しいかは分からない。果子はヒト型であるため、捕食者からは逃げるし「美味しくないですからー!!」と泣きながら懇願する。エロ井ロエガールズの中でも図抜けて薄幸体質であり、そこがまた加虐心をそそるタイプのキャラクターだ。褐色・巨乳・長髪(エアインテーク付き)という点も実に良い。

ストイック

相対する後藤が抜擢された理由は、この施設一の「性欲の強さ」である。ここまでの話では比較的セックスに至る道のりが長いキャラが多かったため、どちらかというとテクのある竿役が抜擢されガチであった。前回のレアラビリンは回数で押す戦略もあったかもしれないが、こちらも性感重視で攻略されていた。今回は「ヒロインを雑念無く性の対象として見られる」能力を持つ者として後藤が起用されたのだ。なお8ページ、「性欲の強さ」に「ストイック」というルビが打たれているのが本作を象徴している。ストイック(stoic)を辞書で引けば「禁欲的」という語が出てくる。古代ギリシャにおける理性や道徳により苦難を克服出来ると考えた「ストア派」から来ている。劣情を抑え倫理的に正しい行動を取るというニュアンスとしては当に正しい。

そこ舐めちゃダメッ!!

そしてエロシーンに入る。ぶっちゃけてしまうが、果子さんへの対処にストイックな性欲など必要ない。捕食衝動が問題なら事前に腹一杯食えば良いのだ。脳の視床下部にある満腹中枢は血糖値の上昇やインスリンなどのホルモンで刺激される。SCP的ではあるが、ブドウ糖の持続点滴や胃の切除など食欲に抗う対処法はある。もっと身も蓋も無いことを言えば、口が無くてもセックスは出来るのだから猿轡かボールギャグでもかませておけば安全は保てる(そういうプレイがお好きな人員を探すのは難しく無さそうに思える)。しかし本作は真っ当に性欲のみを武器に後藤は挑む。いきなりローションを垂らしたのは彼の性嗜好らしい。果子さんはエロい気分になるとさらに美味そうな香りを立てるという進化上のバグがある。そして後藤は果敢にも味覚の中枢たるベロで果子さんを嘗め回す。案の定とても甘いらしい。15ページ、「やっ だめっ そこは…っ」非常に緊迫感漂うクンニ。果子さんは羞恥とともに死の恐怖と戦いながら後藤のクンニを受ける。我々男性が安心して商業エロ漫画を読めるのは、「おチンポおいしい♡」と言いながらチンコが噛みちぎるタイプのヒロインが居ない(居る場合はしかるべき警告を発する)からだ。しかし一方で、挿入しながら甘噛みしてくる後藤に果子さんは快楽を感じ始める。レアラビリンと違いその場で生殖が完了するわけでは無いらしいので、カマキリのように最中に食われてしまっては目的を果たせない。それでもストイックに食欲に抗った後藤のことを果子さんは信頼し始めていた。希少種保全企業の真骨頂である。本作のイキゴマは24ページだが、クライマックスは事後25ページの果子さんの笑顔である。もう本シリーズで一冊というのが明確に見えてきた感がある。引き続き快楽天のSF(Science Fuck)作家として我々に未知のエロスを魅せてほしい。

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