copyright 2026 ワニマガジン 江田島電気
| タイトル | 収容対象:N-15 個体管理記録 |
| 作者 | 江田島電気 |
| 掲載誌 | WEEKLY快楽天 2026 No.34 |
| ページ数 | 28 |
| ヒロイン | ニコ |
| 竿役 | 有働理久 |
| 発射数 | 3 |
| 公式タグ | フェラ / パイパン / ファンタジー・SF / 中出し / 女性上位 / 淫乱 / 異種間 / ミニ系・小柄 / 逆転なし |
| 修正 | 白抜き修正 |
本日はWeeklyから、江田島電気先生の作品をご紹介したい。本作ヒロインのニコちゃんは今号からWeekly快楽天のカバーガールを担当している。モノクロでは伝わりづらいが、髪色は水色である。

共感侵食指数
本作は大きく二部構成になっている。前段は7ページまで。とある研究所に収容されている異常存在であるニコと、その担当研究員だった竿役有働理久の馴れ初めである。ニコのここに至る来歴は一切不明だ。捉えられ拘束され、N-15という番号で管理されているヒト型の存在だった。実験や拷問など、ニコにとって不快なこともさせられていたらしい。しかし担当研究員である有働だけは彼女を番号では無く「ニコ」と呼んだ。この名前も自称なのか有働が名付けたのか不明である。いずれにしても、有働はニコのことを単なる実験体では無く敬意のある応対をした。そしてニコもまた有働に懐いた。決して対等な関係では無かったが、信頼のする関係を築いていたのだった。しかし4ページ、「対象への共感侵食指数が高過ぎる」という理由で有働は担当を外されてしまった。刑務官などでも同様のシリアスな理由で定期的もしくは随時ローテーションを組まれる。漫画編集者でも時たまあることかもしれない。人間関係は大事だけれど、のめり込むと仕事に支障が出るモノだ。有働の上司は「N-15による精神干渉」、つまり仕組まれたものだという見解も示した。結果的に彼女はその能力を有していたのだが。ともかく有働は命令に服したものの強く後ろ髪を引かれる思いだった。「この仕事向いてない」とまで呟いたのだった。数ヶ月後、研究所内に「管理異常」つまり研究対象の脱走を伝えるアラートが響いた。不意の爆発に身体を強く打ち付けた有働が見たものは、拘束衣を引き千切ったニコの姿だった。「りく見っけ」彼の意識は消失した。
だから研究所を壊したのか
彼は異世界で目を覚ましたとき、ニコは有働のチンコをしゃぶっていた。有働の問いかけに、「なんか事故が起きちゃったみたい ニコがりくを助けたんだよ~」と答えた。そして有働が自分に仲良くし過ぎたせいで担当を外されたこと、それがどれだけ嫌だったかを語った。察した有働は改めて訊く、「だから研究所を壊したのか」。ニコはそれを認めた。ニコは有働だけが欲しくて、自分の世界に連れてきた、ここで一緒に暮らそうと告げた。13ページ、有働は反射的にその申し出を断った。抵抗した理由は分からない。研究員という職業倫理かもしれない。しかしそんな有働の顔を撫で、蠱惑の瞳で見つめ、チンコを膣に挿入した。どれか決め手かは分からないが有働はオチた。そして3発出す。暗転する世界と、「収容事故発生より○年 収容対象N-15 職員 有働理久 未だ行方不明 捜索継続中」というト書き、そしてニコの「ずうっと いっしょだよ」というセリフでオチとなる。
涅槃でいっしょだよ
本作の後段、「ニコの世界」と呼んでいる場所が何処なのかは明言が無い。思いのほか機械的な背景であり、ファンタジーというよりはSFテイストである。つくづく野暮ではあるが、この世界がどこかについて私の考えを述べたい。本作竿役の名前はリク・ウドウ=六道と読める。六道とは仏教における「地獄道」「餓鬼道」「畜生道」「修羅道」「人間道」「天道」と呼ぶ6つの存在領域であり、六道内の生物は寿命を迎えると原則またどれかの世界に生まれ落ちる(六道輪廻)。前4つは明らかであるが、全て苦しみから逃れられない世界である。苦しいのはイヤなので、六道輪廻からは逃れたい。これが解脱である。輪廻してしまう原因として、三毒というものがある。貪(欲しがる心)・瞋(怒る心)・癡(愚かさ)を指す。有働は自らの欲によりニコに近づきすぎてしまい、配置転換されたことに怒りをにじませていた。そして研究対象から研究対象へと終わることのない業を背負い続ける。この輪廻をニコが破壊したのだ。輪廻転生からの解脱は自らの悟りによって(自力)か、仏の導きを得る(他力)ことによって成される。六道の存在ではないニコは、輪廻に苦しむ有働に慈悲を与えた。つまり「ニコの世界」とは涅槃=ニルヴァーナだと考える。涅槃には苦しみが存在しない、限りなく静かな世界である。「ニコを抱きたい」「でもそれは禁止されている」という欲や葛藤は消え、ありのままに自分を受け入れる心境で有働は無心におっぱいを吸っていた。彼女のコードネームであったN-15の「N」はNirvanaのこと、もしくは釈迦の入滅した日とされる2月15日=「涅槃会」から来ているのかもしれない。涅槃に居る存在は、ニコがしたように現世の存在を導くことが出来る。しかしN-15および有働は研究所に二度と現れなかったと示唆されている。慈悲は無かったのだ。
もしくは魔女会のコチラの方かもしれない。
前作「ユニちゃんの秘密」と並んで非常に懐の深い世界観、そしてキュートなエロさという江田島電気先生の持ち味が存分に発揮されている。ヒトならざる造形とヒロインとしての曲線美が調和している。竿の描写も味がある。次の作品が楽しみだ。
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ユニちゃんの秘密(単話)330円


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