copyright 2026 ワニマガジン 雲呑めお
| タイトル | 夜ふかしドライブイン |
| 作者 | 雲呑めお |
| 掲載誌 | 快楽天 2026.11 |
| ページ数 | 40 |
| ヒロイン | 雪凪 |
| 竿役 | 太一 |
| 発射数 | 2 |
| 公式タグ | おさげ / フェラ / 中出し / 淫乱 / 金髪・茶髪 / 陰毛 |
| 修正 | 白抜き修正 |
当ブログは特段の意味なく「本日は」という書き出しで始めている。書き始めた日に書き終わる事も最近減ったので尚意味のない表現である。しかし雲呑めお先生の本作を一読し、私は決めた。うどん食いに行こうと。
※本稿は本日1日かけて随時更新いたします
10月10日 朝6時半 晴れ
というわけで、ともすると初かもしれない「エロ漫画レビュー紀行文」を書いている。都内某所、都バスの始発で移動中である。出掛けに縁石に小指をぶつけて悶絶。何者かに辞めておけ今なら戻れると囁かれた心持ちで今日は始まっている。本稿はガチで一切書き溜めていない。エロ漫画のあらすじについては高崎線の車内で書き記したい。

朝8時 高崎線
本作品をご紹介しよう。ヒロインは雪凪さん。竿役は太一。どちらもトラックドライバーだ。だいぶ改善されたとはいえ超過労働の代名詞である彼らは、夜ごととあるドライブイン「ワニパ」に集う。コンビニも24時間稼働している時代だからこそ、太一は古き良きドライブインの自販機うどんを、雪凪さんはレトロアーケードゲームをこよなく愛していた。お互い同業でもあることから相手の邪魔はしたくないものの気にはなっていた。ある日、またしてもドライブイン「サービス終了のお知らせ」が告知された。時代の荒波だ。意気消沈する二人はここで初めて言葉をかわす。太一が自販機そばを熱烈紹介し、雪凪さんがおいしいと言った。殉教者に近い信者にとって、布教の成功は何にも代えがたい歓喜だ。二人は差し迫る営業日を惜しむように逢瀬を楽しんだ。別のサービスエリア(由比ケ浜?)でも会うようになり、雪凪は語った。彼女はレトロゲーが好きなだけではなく、「ドライブインでの夜遊び」をトラックドライバーである離縁した父親との大切な思い出としていた。

ワニパ最終日を前に事件が起こる。雪凪のトラックが故障し、夜明けまで修理の目処が立たないと判明する。積み荷は大丈夫だが、本作は残暑厳しい折の話であり締め切った車内で寝るのは危険だ。太一は「自分のトラックの寝台を提供する」と申し出た。長距離トラックの運転席後ろは寝台スペースになっており、身体を横に伸ばして寝ることが出来る。快適ではないにせよ気兼ねない空間だ。ここに年頃の男女が居合わせるのだからドキドキが止まらない。長くて熱い夜が始まる。
11時 ドライブイン七輿(その1)

高崎駅でレンタカーを入手。空きがなかったため1人アルファードを実績解除する。


そして高崎からクルマで20分ほどで今日の目的地、ドライブイン七輿に到着した。幹線から少し外れているので意図的に来ないといけない立地という感じだ。

群馬県は自販機大国として知られており、レトロ自販機を稼働させているスポットがそこここにある。その中で本作と同じく「レトロゲーを稼働させている」という点でこちらを訪問することに決めた。ご覧の通りのレトロ感である。

早速期待のうどんを頼んでみよう。本作では「うどんが品切れでそば」だったのだが、こちらではそばがなく「うどん・チャーシューメン」が在庫されている。

コインを入れてボタンを押すと20秒のカウントダウンが始まる。中の様子はうかがえなかった。

出来上がり! 本作では海老天は大当たりの印らしかったが、見た限り全員海老天だった。ここは下仁田に近いからかネギも大振りで美味しかった。うどん麺はいわゆるスーパーの茹で麺と、インスタントうどんの間のような不思議食感。私は嫌いではない。量もたっぷりだ。

瓶コーラの自販機もあったのでチャレンジ。栓抜き懐かしい。そしてこのタイプは王冠が自動的に回収されるのをすっかり忘れていた。


続いて本作自販機フード二件目であるホットトーストの自販機。ピザとハムが選べて、残念ながらコンビーフ味は無かった。

こちらはコインを入れてもボタンが光らないのだが、押すと「トースト中」という表示が光る。温かみのあるいい色だ。40秒とうどんより長い。

噂には聞いていたが熱い!! 持つところがない。かもめ先生をなべつかみに(失礼)

ハムチーズが挟んであるトーストそのものの味なのだが、しっかり焦げ目がついておりサクサクと美味しい。トーストの風味も十分感じられる。美味しくいただいた。

さてこの麺カップはどうしたものかと店内を見回すと、専用の回収箱を発見。

作中で監視カメラを確認するシーンがある。大丈夫そうだ。※他に生きてるのあるよ!

12時 ドライブイン七輿その2
ブログを更新して再度自販機フードへ。よふかしではなく真っ昼間ともなるとお客さんで賑わってきた。せっかくなので残りのメニューもさらってみたい。

チャーシューメン。こちらは肉厚なチャーシューが本当に美味い。そしてまあまあ多い。やはりネギがいい味だ。私が太一くんの立場ならこちらで勝負してみたい。

そしてハンバーガー。こちらもものごっつい肉厚である。バンズ・肉・ケチャップ、以上!!といったシンプルな味。まあいわゆるスーパーのパンコーナーで売ってるハンバーガーのゴツい版だ。

食後のゲーム、の前に、ドライブイン七輿ではグッズの販売も実施している。キーホルダーや缶バッチ、タオル等だ。これも自販機で売られている。

お金を入れて買いたい棚のボタンを押すと、そこだけ回って扉がこう開く。中身を取ったかどうかに関わらず8秒で閉まるので注意。

ゲームコーナー。まず断っておくが、エロ下着キャッチャーは残念ながら無かった。

ほとんどが麻雀とパチスロで、「一機失う」タイプのゲームが見当たらない。テーブル型のゼビウスなどしてみた。3面で死。これと別にぷよぷよ無印に挑戦。ルルーまで行った。

唐突な群馬要素。これは見送り。

そして唐突なワニ要素。これはやるっきゃない。

85点、ワニを降参させる。ネタバレだが、左から二番目と四番目のワニが殴られる前にイテッと言って下がっていくバグが多発しちゃんと得点にカウントされていた。遊びたいお子様には不満かもしれない。

ちなみに折角のアルファードなので、後部座席で横になる健全ソロプレイまでやってみた。案の定頭を打った。本作は実によくできている。
18時 おかえり
このあと別の自販機、そして上信電鉄吉井駅に行く予定があったのだが、頭を打った後遺症か喉が急に腫れ上がり急遽残りを切り上げ、いま帰りの高速バス車内で残りを書いている。punk先生の引用が箴言が非常に刺さる。
本作は題材のチョイスからして男心に刺さりまくる。「色気の欠片もない作業用のツナギを脱ぐ瞬間がエロい」のだ。実際には長髪は邪魔だと思うが、中型免許=最低でも19歳という設定があるからこそ少々ガーリーなヒロインが映える(実年齢は不明)。そしてレトロフード自販機とレトロゲームというのもエロ漫画読者の琴線を掻き立てまくる。レトロ自販機は今回わざわざ訪れるほどにはニッチであり、二人とも自販機そばファンなら意気投合しないわけがない。かたやレトロゲーがやりたいのであれば別に必ずしも古びたドライブインである必要がない、つまりワニパが閉店したとしてもレトロゲー側はわりと何とかなる。この2つの掛け算であるがために単なる趣味友以上の意味と、勇気を出して歩み寄る必要性が出てくるわけだ。繰り返すが雪凪さんの趣味は必ずしも仕事の合間で無くてもできる。だからこそ父親のエピソードがありつつも、9ページ、二人の関係は「わたしたち次第」という言葉が出たわけだ。そして12ページ、父に後ろ抱きされアーケード筐体と戯れる雪凪さんの記憶を上書くかのように、太一もまた筐体に雪凪を押し付け後ろ抱きにする。後半の太一はグイグイくる。オチもまた、太一の「…雪凪も来る?」という言葉に生き別れた父の面影を感じているように見せている。エロ漫画にヒロインの義父を絡めるのはメチャ難しいのだが、女性本能に刺さる要素であり男から見てもカッコよく仕上がっている。
ごちそうさま
最後に本企画の感想。エロ漫画は性質上「物語の舞台」を指定すると迷惑がかかる恐れがある。なので特定するような表現は使いづらい。しかし全くのファンタジーでない限り読者として思いを馳せることはできる。魅悪ちる先生含め作家様は何らかの取材活動を実施して物語に説得力を膨らませる。今回の企画はいわばこの逆工程、完成された作品から元となる経験を「後取材」することができた。この作業を時間が経ってからやるのが考古学なわけだが、やるなら早いほうが良いに決まっている。本作のテーマでもあるように、ドライブインもフード自販機もレトロゲーもいつまであるか分からない。とても良い経験ができたし、本稿が色々な意味で後々の歴史資料になれば望外の喜びだ。あくまで良識の範囲内で、「エロ漫画を現地で嗜む会」をオススメしたい。
※本稿は一旦以上です。帰宅してから整形などして完成とします。お読みいただきありがとうございます!
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