copyright 2026 ワニマガジン イゲドアハ
| タイトル | 平凡な夫婦 |
| 作者 | イゲドアハ |
| 掲載誌 | BEAST 2026.10 |
| ページ数 | 26 |
| ヒロイン | 茜 |
| 竿役 | 源 |
| 発射数 | 1 |
| 公式タグ | フェラ / ショートカット / 中出し / カップル・夫婦 / 巨乳 / 恋愛 / お母さん・義母 / 潮吹き / 金髪・茶髪 / 陰毛 |
| 修正 | 白抜き修正 |
世はシルバーウィーク。本日はBEASTから、イゲドアハ先生の作品をご紹介したい。
一生BEASTの宝物
「平凡な夫婦」このタイトルからは想像しづらい。本作はイゲドアハ先生の出世作と言っても過言ではない「ポメレモ」シリーズの正統続編なのだ。当ブログでも3作を紹介してきた。居酒屋でバイトするヒロイン下瀬茜が、敬愛する竿役猪俣源を送られ狼するところから始まる恋物語である。
[1話]大器の予感! [イゲドアハ] ポメラニアンとレモンサワー (BEAST 2022.3)
[2話]上と下のハンカチのご用意を [イゲドアハ] ジャッカルとポメラニアン (BEAST 2022.5)
[3話]帰ってきたレモンサワー [イゲドアハ] ポメラニアンと発情期 (BEAST 2023.07)
このうち1話と2話は明確に前後編を意図して作られている。そして2話エンドで居酒屋バイトを円満卒業した茜さんと、ヒゲを剃った源くんが下瀬家ご両親に挨拶しに行くというシーンでオチとなっている。エロ漫画的にはこれ以上無いゴールである。なので3話は「2話のラストシーン前」つまりラブラブカップル時代に時系列が戻る。
ジャッカルとポメラニアンのカーセックスする本
そしてこの間にもう一つシリーズ作品がある。イゲドアハ先生の同人作品「ジャッカルとポメラニアンのカーセックスする本」である。本作時点では茜21歳、源くん36歳。これも「発情期」と同じく、カップル成立後かつ源くんにヒゲがある時期の話である。さらにオチで茜は「動物看護学生」という設定があることも判明している。数コマで表現しづらいお題ではあるが、表題作では動物看護に従事している雰囲気がないのは少々寂しい。
本作は茜ちゃんがウキウキで立てたデートプランが豪雨でポシャるというストーリーである。メインはお花見だが、作中固有名詞は出てこないうえに実際行っていないので詳細は分からない。推測ではあるが次のようなプランである。
- 高速乗って犬山城へお花見
- 昭和横町まわる
- ろくろ廻し体験
- 名物デカメロンパフェ
- 恋人岬
- めっちゃ旨いかつ屋いく

当初の目的地は犬山だと思われる。なんなら本シリーズ初のイヌ要素かもしれない。岐阜寄りになるので「恋人岬」はよく分からない(渥美半島?)。ともかくドライブを始めた二人(犬山最寄りは小牧IC)だが、高速上で豪雨に見舞われる。急遽目的地を変更して最寄りの水族館に向かうも臨時休館(なおシャチがいるのは名古屋港水族館)。デカメロンパフェは売り切れと散々な結果になった。そんなこんなで夜、夜景の見える駐車場で一服。茜さんが水分補給(伏線)した上で車中いよいよおっぱじめる。胸を触るあたりまではいいとしても、カーセックスは外から見えにくい後部座席が常道である。後ろへ移動するシーンは描かれていないが、「パンツを脱がすとき腰を浮かす」ような暗黙の了解を匂わすエロさがある。妙に手慣れた源くんに茜ちゃんがモヤる。否定するのかと思いきや「だてにお前より15年生きてないぞ」と意味深に返す源。結局ココは最後までフォローされていない。源くんがまだまだ元気でお盛んなのが微笑ましいが、射精は1発であった。
平凡への旅路
そんなこんなで表題作に戻ろう。冒頭矢継ぎ早に情報が提示される。
- I・Aさん = 猪俣茜さん(姓が変わっている)
- 30代
- 出産してから5年
- セックスレス
1話時間軸を原点として時系列を整理しよう。居酒屋で4年働いたとあるので、大学1回生(19)から4回生(22)までとしよう。長女澪ちゃんが産まれて5年で、現在30代である。卒業即結婚即妊娠とすると30歳ちょうどくらい。出産までのタイムラグの分だけ歳を重ねることになる。
- [0] 1話冒頭 アホな女子大生が3ヶ月前に入店
- [数週後] 2話 二人でボウリング その後つき合う
- [数ヶ月後?] 3話 おうちデート
- [3年後?] カーセックス 茜21歳
- [3年後] 猪俣源バイト辞めて就職
- [4年後] 2話エンド 下瀬茜バイト辞めて就職 両親ご挨拶
- [5年後+] 結婚
- [6年後++] 出産
- [11年後++] 本作時間軸
ポメラニアンと熟年期
セックスレス、既婚者にとって永遠のテーゼである。とにかく世界は表向きセックスに満ちあふれていない。最新医療を抜きにすれば、この世の誰しもが通った道であると知りながら。倫理の話を抜きにしても、性欲に対して生殖を目的としたセックスの必要性は限りなく小さい。何より「セックスしなくても死にはしない」のだ。エロ漫画で日夜描かれているように、今、ここで、愛する人と二人でイケナイことをする共犯感覚は何物にも代えがたい。このタイミングを逃せば一生デキないと思えばこそ燃える。一方結婚した夫婦は二人の愛の巣でいつでもヤっていい。そうなると「今ここでヤらないといけない理由」が見当たらないことに気付く。仕事のこと、育児のこと、そして家族計画について、考えるほど「今晩ヤるべき」と背中を押す合理的理由づけなどありはしない。イエスノー枕のような明示的なサインを作っておけば良かったと思えど後の祭りである。特に本作のようにノリノリで家でも出先でもセックスしていた二人ほど「誘い方」が分からなくなるものだ。結局本作でもこの問題は片付いていないため、数年後に再燃する可能性が高い。
Chef de cuisine Gen Inomata
以前「発情期」で書いたとおり、イゲドアハガールズの中でも茜ちゃんは飛び抜けて可愛い。イゲ先生の筆の冴えとキャラクター自身の成長がピタリ合った垢抜け感が、本作でも改めて感じられる。エロ漫画ヒロインであっても、恋する女は綺麗になるのだと教えられた作品である。一方で「発情期」においても猪俣源くんについてはあまり成長を感じなかった。36歳、既に人格が完成されているとも読めた。しかし本作、たとえエロ漫画の竿役だとしても、結婚して娘を持つと男として立派になるのだと驚き感服した。ボサ髪と無精髭で居酒屋の厨房に立っていたオッサンだった源くんは、今や山高帽の似合う猪俣シェフとしてレストランを切り盛りしていた。下瀬家両親に会うべく剃った髭も、念入りに整って貫禄を見せている。40代にして下からも慕われ頼られている描写がとてもほっこりする。
サンキューアゲイン、ポメラニアン
5ページ、とはいえイゲドアハ先生的には竿役にかつての野性味が必要だと感じたのだろう。修羅場を乗り切った源くんは髪を散らかし髭が伸びていた。久しぶりの夫婦の時間を惜しみつつも互いに労る。セックスレスでも愛のある猪俣家の心温まる光景だ。しかしここは快楽天BEASTである。8ページ、アラフォー源くんは奇跡の復活を遂げる。そしてこのファインプレーにより、茜ママのセクシーブラとほんのほんの少し肉の付いたウエストがご開帳される。互いに遠慮の無い深夜の夫婦のストリップショー。今日は無いとローソクを吹き消そうとした茜ちゃんの下半身に熱く灯が点った。13ページ、お泊まりに出た愛娘、猪俣澪ちゃんがママを思い出すカットが入る。源くんのご帰館はテッペン過ぎてたので、ここは時系列が少し巻き戻っていると味わおう。源くんは虎の子の一発を大事に温存しつつ攻める。対する茜ちゃんはまだ若い。猪俣家のマイホームに勢いよくレモンサワーを粗相した。ラスページ、「またしようねっ」事後の胸に抱かれた茜ちゃんは意外にも涙を見せた。ご無沙汰のジャッカルとの再会を惜しむようでもあり、前作2023年7月号から3年ぶりの再登場となったヒロインから「まだ続くよ」という読者へのメッセージかもしれない。しかし辞退は急転、ラスコマでの茜ちゃんご懐妊が発表された。次回作はあったとしても産休育休明けとなりそうだ。ここまで来たらいっそ十数年後の澪ちゃんに期待してもよいだろうか。
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